小学生の人気の習い事や選び方の基準を解説します
小学生のうちから習い事をすることで、将来役に立つ能力が身に付く、といった話を耳にする機会は多いでしょう。しかし、子供に習い事をさせたいと考えている親御さんは多いものの、昔と違って今は習い事の種類も多く、また情報があふれているため、何を習わせるのがいいかなかなか結論が出ない、という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、習い事で迷っているお子さんや親御さん向けに、小学生に人気の習い事や、選び方の基準について解説します。
この記事の目次
小学生に人気の習い事ランキング
小学生の習い事ランキングについては複数の統計があります。しかし結果としては概ね同じような内容になっています。例として、学研教育総合研究所のランキングをご紹介します。ランキング結果は以下です。
- 水泳
- 音楽教室
- 学習塾
- 通信教育
- 英会話
上位5位までは上記のような結果になっています。上位ランキングの中で特に昔と比べて大きく変化しているのは通信教育でしょう。昔は通信教育は紙媒体が中心でしたが、現在はタブレットやパソコンを使用することも増えています。
習い事の選び方
上で簡単に人気の習い事をご紹介しました。しかし、人気があるからおすすめというわけではありません。人それぞれ何が好きかは異なるので、人気があるからといってやりたい習い事や、将来有益となる習い事とは限らないからです。
重要なのは、本人が一生懸命取り組んだり、楽しめることです。習い事を通して具体的に何かが身に付くことも重要ですが、どのようなことでも継続的に取り組めば非認知能力の向上につながります。
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目標を持ってコツコツ取り組むことで、自信につながったり、やり抜く力が身に付いたりするからです。とはいえ、どんなことなら一生懸命取り組めるかわからない、何が楽しいと感じるのかわからない、といった場合もあるでしょう。そこで、習い事選びの基準をご紹介します。
得意不得意から選ぶ
基本的には、子供が得意なことの方が習い事に適しています。得意なことは好きな可能性が高いので、楽しみながら継続できるでしょう。そして継続するうちにより得意になり、より楽しくなるという良い循環が出来上がります。
ただし、不得意なことを習うのがNGというわけではありません。不得意なことを練習して得意になる方法もあるからです。もともと不得意だったことが得意になることで、ギャップでより嬉しくなるという効果もありますし、困難を克服するという成功体験を得ることにもつながります。
たとえば運動が得意で勉強が苦手な子が得意な運動を習う場合もあれば、苦手な勉強を習ってできるようになる場合もあります。
予算から選ぶ
習い事の種類によって費用が変わってきます。中には高額な習い事もあります。子供がやりたがっていたとしても、予算の観点から現実的に厳しい場合もあるでしょう。そういった場合は、予算的に可能な範囲内で選ぶことになります。
親がサポート可能な範囲から選ぶ
習い事には親の送り迎えや付き添いが必要になる場合もあります。そのため、立地や時間の問題で習うのが難しい習い事も出てくるでしょう。予算と同様に、サポート可能な範囲によっても習い事に制限が出てきます。
そもそも習い事は必要?
子供が習い事をするためには、ある程度の予算や労力がかかります。そのため、あえて習い事をする必要はないのでは?と考える親もいるでしょう。実際、習い事が必須というわけではありません。
習い事をしなくても運動や勉強がよくできる子供もいれば、自分で練習して音楽が上手になる子供もいます。習い事は子供が能力を磨いたり楽しむための一つの選択肢ということです。では習い事をすることで具体的にどのようなメリットがあるのか挙げていきます。
能力が身に付きやすい
習い事を通して、その習い事の能力や、他のことでも役立つ生きるための能力が身に付きやすくなります。生きるための能力とは、いわゆる非認知能力と呼ばれるものです。非認知能力には、やり抜く力、メタ認知、対応力、クリエイティビティなどがあります。
習い事を通してこれらの能力を身に付ければ、他のことをやってもうまくいく可能性が高くなるでしょう。たとえば非認知能力が高まることで、学力向上や将来の収入アップにつながるというデータも複数あります。
成功体験を積める
習い事でうまく結果に結びつけば、成功体験を積むことができます。成功体験を積むことで、自信を持てるようになります。自信も非認知能力の一種です。自信を持つことで自己肯定感が高まり、習い事も習い事以外のこともうまくいくようになります。
自己肯定感が人生に大きく影響するという話は有名です。自己肯定感は常にその人の思考や行動に影響するので、当然人生全体にも影響するということです。習い事を通して自己肯定感が高まれば、その後の人生に良い影響を与えます。
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交友関係が広がる
習い事を始めると、同じ習い事をしている他の子供とも関わる機会を持てます。学校以外の子供と関わることで社会的能力が身に付きます。社会的能力は非認知能力の一種です。社会的能力を身に付けることでその後の人生も人間関係がうまくいきやすくなるでしょう。また習い事を通してできた友人関係がその後も続いていくことも多いです。
小学生が習い事をする際の注意点
習い事は子供に良い影響を与える可能性が高いということでしたが、注意点もあります。習い事を逆効果にしてしまわないことが重要です。
子供のやりたい気持ちを重視する
親が無理やり子供に習い事をさせた場合、子供のモチベーションは下がってしまいます。モチベーションが下がるので習い事の成果も出にくくなります。自信がなくなり、自己肯定感も下がってしまう可能性があるでしょう。せっかく始めた習い事が身にならず、非認知能力まで下がってしまうという悲劇を招かないようご注意ください。
子供に過度な期待をしない
子供に過度な期待をすると、子供にとって重みになってしまいます。自由に楽しむことができなくなり、習い事を辞めたくなってしまう可能性があるでしょう。習い事が身につかないだけでなく、非認知能力の低下にもつながります。ある程度自由にのびのびと習い事をさせてあげることが重要です。
子供の遊び時間が減ることを考慮する
習い事をすることで子供の遊び時間は減ります。小学生の場合は学校から帰って遊びたいと思うかもしれませんが、習い事があると遊べません。また休日に習い事がある場合、休日にゆっくりしたり遊ぶ時間が減ります。
習い事がハードだと、子供は遊ぶ時間やゆっくりする時間が減ることにストレスを感じる可能性もあるでしょう。この点を考慮し、習い事を詰め込みすぎないようにすることなども重要です。
まずはいろいろな習い事を体験してみる
人気の習い事や、習い事の選び方について解説しました。最終的にどの習い事が良いかは子供によっても家庭環境によっても変わってきます。そして重要なのは、気になる習い事があったら体験してみることです。
多くの習い事は体験が可能で、体験することで子供に合うかどうかを判断できます。もちろん1回か2回試した程度ではわからないことも多いのですが、続けてみたいと思えるかどうかはわかります。
まずは習い事を体験してみて、続けてみたいかどうか子供とよく話すと良いでしょう。
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