非認知能力を高める習い事にプログラミングを勧める理由とは?

人間の能力は大きく認知能力と非認知能力に分けられます。従来は認知能力が注目されることが多かったのですが、近年は非認知能力の重要性が注目されるようになっています。

では非認知能力とはどのようなものなのか、子供の非認知能力を伸ばすにはどうすればいいのか、どのような習い事がおすすめか、などについて解説していきます。

認知能力と非認知能力の違い

まず認知能力とは、IQ、学校のテストの点数、偏差値などで数値化できる能力のことです。認知能力が高い人のことを「頭がいい」といった表現をすることが多いでしょう。認知能力は数値化できる分、能力としてわかりやすいものです。

一方で、非認知能力は、数値化することができない能力を指します。たとえば、意欲、自制心、好奇心、創造力、自尊心、忍耐力などが挙げられます。認知能力も重要ですが、実は非認知能力は認知能力以上に重要なのではないかと言われることもあります。

非認知能力が高いと成長するにつれて認知能力も上がり、人生に良い影響を与えるとされています。つまり非認知能力はより人間の能力の土台になっているということです。

非認知能力の種類

非認知能力は8種類に分けられるとされています。具体的には以下の通りです。

  1. 自己肯定感
  2. 意欲
  3. やり抜く力
  4. セルフコントロール
  5. メタ認知
  6. 社会的能力
  7. 回復力と対処能力
  8. クリエイティビティ

それぞれについて簡単に説明します。

1.自己肯定感

自己肯定感の重要性はさまざまなところで指摘されているのでご存じの方も多いでしょう。自己肯定感が高まることで、様々なことに自信を持ってチャレンジできるようになります。チャレンジすれば成功することもあり、また積極的に取り組むのでうまくいきやすいです。自己肯定感は人生を大きく左右するほど重要な要素です。

2.意欲

意欲は物事に積極的に取り組む意志のことです。積極的に取り組めば成長につながるため、何事においても重要な要素です。

3.やり抜く力

やり抜く力はGRITと呼ばれることもあります。GRITとは、Guts(度胸)、Resilience(復元力)、Initiative(自発性)、Tenacity(執念)の頭文字を取ったものです。やり抜く力があればトライアンドエラーで成功するまで物事を継続できます。

4.セルフコントロール

セルフコントロールは自分の行動や思考を調整する力です。セルフコントロールができると、思い通りにならないときにも我慢ができ、落ち着いて対処することができます。セルフコントロールができるとやるべきことに集中できるため成功しやすいです。

5.メタ認知

メタ認知は自分自身を客観的に把握する能力のことです。メタ認知能力が高い人は、人との適切な距離感を把握できる、トラブルに冷静に対処できる、といったメリットがあります。

6.社会的能力

社会的能力とは、社会的に他人と関わる能力のことです。コミュニケーション能力、リーダーシップ、協調性、思いやりなどが該当します。社会的能力が高いとプライベートでも仕事でも人間関係がうまくいくので、収入や人生の幸福度を高めることにつながります。

7.回復力と対処能力

回復力は失敗しても立ち直る能力、対処能力は状況に応じて臨機応変に対応する力のことです。回復力はレジリエンスとも呼ばれます。どのようなことでも失敗することや予期せぬ事態が発生することはあります。回復力と対処能力があれば、うまくいっていない状況から好転させることが可能です。

8.クリエイティビティ

クリエイティビティは新しいものを生み出すための創造力や発想力のことです。クリエイティビティがあれば独自の発想ができるので、仕事でもプライベートでも新しい価値を生み出したり、自分自身がそれを楽しむことができます。

非認知能力を効果的に高める習い事

非認知能力は子供の頃の方が育ちやすいです。なぜなら、子供はあらゆることを吸収しやすく、また学ぶための時間を確保しやすいからです。そして子供の非認知能力を高めるのには習い事が役立ちます。ではどのような習い事が良いのかご紹介します。

自然学習

自然学習とは、キャンプ、川遊び、虫取りなど自然に触れあう事です。自然に触れることでクリエイティビティが育まれ、また他の人と協力することで社会的能力も育ちます。自然に触れることはメタ認知を高めるのにも有効とされます。他にも、トラブルへの対処能力や、活動をやり抜く力なども身に付くでしょう。

スポーツ

スポーツでは複数の非認知能力が身に付きます。体を動かすことで自己肯定感が高まる、意欲が湧く、成功するためのやり抜く力が身に付く、時に大変なのを我慢して競技に取り組むことでセルフコントロールができるようになる、他の人と関わることで社会的能力が身に付く、などが挙げられます。スポーツを通してすべての非認知能力が高まると言っても過言ではないでしょう。

演劇

演劇は習い事としては珍しいかもしれません。しかし非認知能力を身に付けるには優れた習い事です。演劇も非認知能力が総合的に身に付くのですが、特に自己肯定感や回復力を身に付けるのに良いでしょう。

これらの非認知能力は日本人に欠けやすい能力とされていて、いわゆる殻に閉じこもってしまう状態になりがちですが、演劇は自分の殻を破って可能性を広げるのに適しているといえます。

芸術

芸術には、絵画や音楽が含まれます。芸術も根気強く取り組む必要があり、他の習い事同様に複数の非認知能力が身に付きます。そして特に身に付きやすい非認知能力はクリエイティビティです。一定の基礎が身に付いた後は自分で考えて表現をするので、他の分野でもクリエイティビティを発揮できるようになります。

プログラミング

プログラミングはトライアンドエラーで進めていくものなので、特にやり抜く力、セルフコントロール、メタ認知、回復力、対処能力などが身に付きます。スキルが身に付いて自分で考えた設計でプログラミングできるようになると、クリエイティビティも高まります。

そしてプログラミングは社会的に重要なスキルになっていて、将来的な就職や仕事面で直接的なメリットにもなり得ます。非認知能力を高めつつ、実戦的に仕事で役立つスキルも身に付けられるということです。

習い事に迷ったらプログラミングがおすすめ

非認知能力を高められる習い事はいろいろあることを紹介しました。また上で挙げたもの以外にも、非認知能力を高められる習い事は多数存在します。極端に言ってしまえば、どんなことでも一生懸命取り組めば非認知能力は高まるといえるでしょう。

そのうえで、習い事に迷ったらプログラミングがおすすめです。非認知能力を身に付けつつ、社会で実践的に役立つスキルが身に付くからです。たとえば芸術やスポーツで身に付けた能力も間接的には社会で役立ちますが、直接的に役立てられる人はごく一部です。

一方で、プログラミングであればプログラマーはもちろん他の職種でもスキルが直接的に役立ちます。事務職や営業職でもちょっとした作業をプログラミングで自動化できれば生産性が大きく上がり、重宝されます。

プログラミングは一石二鳥なので、子供の習い事としておすすめです。最近はプログラミングスクールも充実しているので、まずは体験入学などをしてみると良いでしょう。

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