プログラミングとは何かを子どもに分かるように説明する方法

プログラミングの習得は、子どもの将来の活躍の幅を広げて、人生を豊かにしてくれるツールです。

小学校の授業でも必修化されたため、子どもに習わせようと考えている保護者の方も多いのではないでしょうか。

しかし、子どもにプログラミングを学ばせる前に、プログラミングとは何かを説明する必要があります。

プログラミングについて子どもと話したくても、自分もよくわかっていないので話がうまく噛み合わない、という親御さんの声も聞きます。

この記事では、プログラミングとは何かを子どもに説明する方法や、身近で活用されている具体例を紹介します。

プログラミングとは何か子どもに説明する方法

プログラミングを分かりやすく子どもに説明するには、プログラミングがどのような目的で、具体的に何に活用されているかを知る必要があります。

ここでは、プログラミングとは何かを子どもに上手に説明するために必要な知識を解説します。

プログラミングとは、コンピューターを動かすための命令

プログラミングとは、コンピューターが意図した動作をするように、命令を出すことを指します。

コンピューターは、プログラムを組んで命令を出さないと動作しません。

コンピューターに対して「こういうときは、こう動く」と細かく命令を出します。その結果、コンピューターが正常に動作して、パソコンやロボットなどを快適に使用できるようになります。

プログラミング言語で命令を出す

プログラミングで命令を出すには、コンピューターに理解できる言語で命令を出さなければなりません。

コンピューターに理解できる言語が、プログラミング言語です。

人間は国や地域によってさまざまな言葉を話します。同じようにプログラミングにも、以下はほんの一例ですが、たくさんの言語があります。

・HTML

・SQL

・Java

・C#

・PHP

それぞれのプログラミング言語には得意分野があり、複数の言語を使い分ける人もいます。

身近にあるプログラミングとは?

プログラミングを説明する際に、「何ができるか」を伝えると、子どもはイメージしやすくなります。

プログラミングでは、次のようなことができます。

・ホームページ作成

・ゲーム開発

・スマートフォンのアプリ開発

・AI開発

・ロボットの制御

これらはほんの一例であり、プログラミングでできることは現在も広がり続けています。

プログラミングが得意な人がなれる職業とは

プログラミングを活用する仕事には、プログラマーやシステムエンジニア・ゲームクリエイターなどがあります。

ここでは、プログラミングが得意な人がなれる職業を紹介します。

プログラマー

プログラム言語を駆使して、さまざまなアプリやシステムを作成するのがプログラマーです。

プログラマーは得意分野に応じて、Webプログラマーやアプリ開発プログラマー・家電などへの命令が得意な組み込み系プログラマーなどになります。

自分が興味のある分野や得意なことのプログラマーになれば、より技術を伸ばしていけるでしょう。

また、プログラミングの組み方は一通りだけでなく、プログラマーの能力や発想により無数の組み合わせがあります。

組み方次第で動作が安定し、使いやすさも大きく異なるため、腕の見せ所となります。

システムエンジニア(SE)

システムエンジニアは、プログラマーとクライアントの間に入り、調整をおこなう役割を果たします。

まず、クライアントからシステムに必要な機能をヒアリングして、仕様を決めます。

どのようなシステムを作成するのか決まったら、プログラマーの人員や進捗を管理しながら作業を進めるのが主な作業です。

プログラミングに関する知識はもちろん、顧客から要望を聞き出すヒアリング力・プログラマーを管理するマネジメント能力も必要です。

プログラミングができないシステムエンジニアもいますが、基本的にはプログラマーを経験して、ステップアップするのが一般的です。

ゲームクリエイター

ゲームクリエイターには、シナリオや音楽・キャラクターデザインなどさまざまな専門家がいますが、プログラミングもその一つです。

プログラミング担当のゲームクリエイターは、システムの構築やキャラクターが意図した動作をするようなプログラミングをおこないます。

多くの人が関わっているゲームが、プログラミングにより形になっていくのを体感できるため、やりがいを感じられる職業です。

ゲームクリエイターになるには、ゲーム開発の専門学校や開発会社の社員になる方法があります。

3Dゲームでは、「ベクトル」や「物理学の力学」など、理系の知識が必要です。

大学で理系の知識を身に付ければ、ゲームのプログラミングに必要な基礎ができた状態で、開発会社に入社できます。

プログラミングを学ぶメリットとは

プログラミングができるようになると、就職に役立ち、論理的な思考が身に付きます。

ここでは、プログラミングを学ぶメリットを解説します。

就職に役立つ

ITやWebサービス業界は、技術の進歩によりプログラミングができる人の需要が増えています。

しかし、人材の供給が追い付いていないのが現状です。

2019年に経済産業省が発表した「IT人材需給に関する調査」によると、2030年にはIT人材が最大で79万人不足するとの試算が出ています。

出典;経済産業省「IT人材に関する調査(概要)

IT業界は今後も成長を続けていき、需要もますます増加します。

人材が不足しているため、プログラミング未経験者でも、プログラマーとして採用する企業は多いです。

しっかりとプログラミングを学んだ人であれば、好待遇で就職できるチャンスが増えるでしょう。

将来の選択肢が増える

プログラミング言語を学習して専門性が高まると、市場価値が高まり多くの企業で活躍できるようになります。

IT関連の企業だけでなく、一般企業で社内のシステムを整備するシステムエンジニアになることも可能です。

フリーランスとして独立して、将来的には起業して経営者を目指す選択肢もあります。

その他にも、テレワークができる職種のため、田舎でゆったり暮らすなど、希望の生き方ができるでしょう。

プログラミングは、企業に縛られずに自由に生きたい人にもおすすめです。

論理的思考が身に付く

論理的思考とは、ゴールにたどり着くまでに、最も効率的な手段は何かを論理的に筋立てて考えられる思考のことです。

プログラミングはコンピューターに対して、細かい指示を繰り返し、求める動作になるように組み立てていきます。

プログラミングをおこなうことは論理的思考のトレーニングになり、自然と身に付いていくのです。

論理的思考が身に付くと、以下のようなメリットがあります。

・仕事のスピードが速くなり出世に繋がる

・問題解決力が上がり頼られる存在になる

・上手に自分の意思を伝えられコミュニケーション能力が上がる

このように、プログラミングには多くのメリットがあり、人生を豊かにしてくれます。

プログラミングの技術を必要とする仕事でなくても、生活のさまざまな場面において、プログラミングで得られる力が役に立つでしょう。

まとめ

プログラミングとは、コンピューターを動かすための命令です。

プログラミング言語を駆使して、コンピューターに正確な命令をして、ソフトウェアやシステムなどを構築します。

身近な例では、ホームページ制作やスマートフォンアプリ・ゲームやAIの開発などでプログラミングが活用されています。

プログラミングを学ぶと、プログラマーやシステムエンジニア・ゲームクリエイターなどさまざまな仕事に就けます。

今後、IT業界の発展によりプログラマーは不足すると試算されています。

子どもの将来の選択肢を広げるために、プログラミングを学んでみてはいかがでしょうか。

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