自己肯定感を高める子育てとは?自己肯定感が下がっているサインとは?

最近は自己肯定感の重要性や自己肯定感が人生にどのように影響するかといった情報を見聞きすることが多くなりました。そのため、子供の自己肯定感を高めることが重要だと、多くの親が考えているのではないでしょうか。

しかし、具体的にどうすれば自己肯定感が高まり、またどのような点に注意すべきか、子供の自己肯定感をどのように判断すれば良いのかなど、分からないことも多いはずです。

この記事では、自己肯定感を高める方法や注意点、自己肯定感が下がっているサインなどについて解説します。

自己肯定感とは

自己肯定感とは、自分自身を肯定することです。自分自身を肯定するということは、自分の存在、自分のやることや結果を含めて、全面的に肯定していくということです。もちろん結果に対して反省や改善はしますが、失敗しても悲観するのではなく、ポジティブにとらえることで、再挑戦にも積極的になります。

なぜ自己肯定感を高めることが重要なのか

自己肯定感が高まると、人生そのものが良くなるからです。逆に言えば、自己肯定感が低いと、人生が不幸になってしまう可能性が高いでしょう。極端な表現ですが、そのくらい自己肯定感は人生に大きく影響します。同じような人生を歩んでいても、自己肯定感の高低によってとらえ方がまったく異なることになります。

自己肯定感が高いと、日々前向きな気持ちで積極的に物事に取り組むので、結果的に何をやっても成功に近づいていきます。一方で、自己肯定感が低いと、行動が消極的になりがちで、行動に慣れていないため何かをするときに失敗しやすくなります。

そして失敗したことに対して必要以上にネガティブになるという負のループに陥ってしまいます。人生をより良くするためには、自己肯定感を高めて、これを正のループに軌道修正していく必要があります。

自己肯定感を高める子育てとは

子供の自己肯定感を高めるには、子供に対して肯定的に接することが重要です。逆に言えば、否定するような言動は基本的にはNGです。昔は子供を厳しく否定するような子育ても一般的に行われていましたが、今の時代は子供を否定するのが良くないことは認知されています。

しかし、子供を肯定すべきとわかってはいても、具体的にどうすれば良いのかわからないという声もあるはずです。そこで、特に重要なポイントをご紹介します。

子供の話を聞いて肯定する

子供が話をしているときは、遮ったり、先に話してしまうのはNGです。こういったことをすると、子供は自分の話は聞いてもらえない、上手に話せなかったからもう話したくない、と思ってしまう可能性が高くなります。

また、話を否定するのもNGです。子供は話を聞いて肯定してほしいという気持ちを持っているため、そうしてあげることで自己肯定感が育ちます。

結果ではなく過程をほめる

子供をほめるときは、結果ではなく、過程をほめることが重要です。結果だけをほめると、子供は失敗したらほめてもらえない、失敗したらダメなんだと思ってしまいます。その結果、積極的に挑戦できず、簡単なことにしか手を出せなくなってしまうでしょう。そうすると、自己肯定感は下がっていきます。

一方で、結果ではなく努力した過程をほめれば、子供は失敗しても頑張って挑戦すれば良いのだと考えます。また、過程をほめるのであれば、仮に結果が良くなくてもほめることができます。つまり子供が失敗した場合もほめることができるということです。

他の子供と比較しない

他の子供と比較されると、他の子供よりも優位でないと認められないというプレッシャーを感じてしまいます。もしくは、他の子供と比較して否定するようなことを言うと、直接的に自己肯定感が下がってしまうでしょう。他の子供より優れていた場合も劣っていた場合も、比較するような発言はあまりしない方が良いです。

子供が自分で取り組める環境を作る

子供は自分で選びたい、自分で考えたい、といった気持ちを持っています。そのため、親が決めたことに従うだけの環境だと、子供は自分で積極的に取り組むことを辞めてしまいます。意欲を失い、行動が減るのでいざ行動しても失敗してしまう可能性が高くなります。

積極的に物事に取り組んでいる子供と比べるとどんどん差が開いてしまうということです。良い循環に入るためには、子供が自分で取り組める環境を作ることが重要になります。

正論を押し付けない

子供は間違った言動を取ることがあります。そういった際に、親は正しい道を示したいと考えるかもしれません。しかし、正論だから押し付けるべきというわけではありません。正論を押し付けられた子供は、自分はダメなんだ、やる気がなくなる、といった感情を持つでしょう。

誤りを正すことも時には必要ですが、極力否定的ではない言い回しにするのが良いです。また、当然ですが、怒鳴りつけたり人格を否定して正論を押し付けるのは、自己肯定感を大幅に下げる可能性のある行為です。

自己肯定感が高い子供の特徴

子供の自己肯定感を伸ばすことはもちろん、自己肯定感の状態を把握することも重要です。自己肯定感が高い子供の特徴として、以下が挙げられます。

・言動がポジティブ

・自分に自信がある

・自己主張ができる

・他人のことを肯定する

・人とのコミュニケーションに積極的

・失敗してもあきらめない

ポジティブさや自信についてはわかりやすい特徴でしょう。他人のことを肯定するかどうかも実は重要な判断材料です。自己肯定感の高い人は、他人を肯定し、逆に自己肯定感が低い人は他人を否定する傾向があるからです。自己肯定感が低い人は他人を否定することで相対的に自分を優位にしたいという心理が無意識に働くためです。

自己肯定感が高い人は他人を貶める必要がないため、素直にほめることができます。また自己肯定感が高いとコンプレックスが少ないので、人と積極的に関わることができます。自己肯定感が低いと他人に対して劣等感を持つため、人と積極的に関わることができなくなります。

失敗したときの反応も自己肯定感の判断材料です。自己肯定感が高いと、一度失敗しても成功を信じて努力できます。一方で自己肯定感が低いと、どうせ次も失敗すると諦めてしまうでしょう。

<h2>自己肯定感が下がっているサイン</h2>

もともと自己肯定感が高い子供でも、自己肯定感が下がってしまうことがあります。そこで、自己肯定感が下がっているサインを挙げます。

・自信がない言動が増えた

・諦めてしまうようになった

・人と比べるようになった

・物事を否定的に捉えるようになった

・自分の意見をあまり言わなくなった

明らかにわかりやすいサインもあれば、わかりにくいサインもあるでしょう。特に自分の意見を言わなくなったという点は気づきにくく、またそもそも自己肯定感と関係していることを知らない人も多いでしょう。

自己肯定感が下がるとそもそも発言自体が減る傾向があります。これは子供でも大人でも同様です。子供とのコミュニケーションが減っていると感じたら、積極的にコミュニケーションを取った方が良いでしょう。

親自身の自己肯定感を高めることも重要

親の自己肯定感が低いと、子供の自己肯定感も下がってしまう傾向があります。なぜなら、自己肯定感の低い人はネガティブな発言や否定的な発言が多くなり、周囲も影響を受けてしまうからです。

それが親の発言となると、なおさら子供は影響を受けやすくなるでしょう。自己肯定感の低い親は、子供に対して直接的な否定をすることも多いです。子供の自己肯定感を高めるためには、同時に親自身の自己肯定感も高める必要があるということです。

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