子供がプログラミングをするためのパソコン選びやスペック基準を解説
プログラミングはパソコン一台とインターネット環境があればすぐにでも始められます。しかし、子供がプログラミングを始める場合は手元にパソコンがない場合もあるでしょう。そこでパソコンを用意する必要があるのですが、どのくらいのスペックのものが良いのか?子供と大人で選ぶべきパソコンに違いはあるのか?といった疑問が出てきます。
この記事では、子供がプログラミングするためのパソコンの選び方やスペックの基準を解説していきます。
この記事の目次
子供向けプログラミング用パソコンを選ぶ基準
子供がプログラミングをするためのパソコンを選ぶ際、基準となるポイントは以下です。
- OSの種類
- ディスプレイサイズ
- 液晶の種類
- 重さや丈夫さ
- タッチ操作が可能か
- メーカーサポートは用意されているか
- スペックはどの程度か
上記のような基準がパソコン選びのポイントです。スペックについては複数項目あるので後述しますが、他の基準についてそれぞれ解説していきます。
OSの種類
OSの種類は主にWindowsとMacがありますが、子供用のパソコンであれば基本的にWindowsの方がおすすめです。ただし教材や開発するアプリなどによってはWindowsが対応していない可能性があるので、これらによっても変わってきます。
現状特に希望がないのであれば、使いやすいWindowsが良いでしょう。また教材などもWindowsを想定して作られているものが多いです。
ディスプレイサイズ
ディスプレイサイズは使用環境にもよりますが、自宅をメインに使用する場合は13インチ以上がおすすめです。子供用パソコンで10インチ程度のものもありますが、画面が小さいと作業しにくいでしょう。
特に外部モニターを使わない場合、複数のソフトを開いたりすると10インチ程度だと明らかに見にくいはずです。また同じ13インチなどのサイズでも、正確な寸法はメーカーなどによって異なります。寸法などの違いはプログラミングには特に影響しないので、気にする必要はないでしょう。
また自宅メインなら13インチより大きくても問題なく画面も見やすいですが、持ち運びをする場合は13インチであればカバンなどにも入れやすいサイズ感です。
液晶の種類
液晶の種類は、主に光沢タイプ(グレア)と非光沢タイプ(ノングレア)があります。珍しいタイプとして、グレアとノングレアの中間のハーフグレアなどもあります。グレアは画面に光沢があって画面がきれいに見えるのですが、光が映り込みやすく、長時間使用していると目が疲れます。また画面を触ると指紋も目立ちます。
ノングレアは光沢がなく画面映りとしては地味なのですが、光の映り込みが少なく、長時間使用していても目の負担が少ないです。そのため、メインの用途がプログラミングならノングレアを選ぶのがおすすめです。
すでに手元にあるパソコンがグレアの場合は、液晶に貼ることでノングレア化できるフィルムがあります。映像の鮮明さなどは下がってしまいますが、目を疲れにくくするためにはフィルムを貼るのがおすすめです。
重さや丈夫さ
子供が扱う場合は特に、軽量で丈夫なことが重要です。極端に軽量で丈夫な製品はあまりないのですが、微妙な差があります。大人ならそこまで気にしない数字の差であっても子供には影響する可能性があるため、重さなどを見ておいた方が良いということです。
タッチ操作が可能か
タッチ操作やペン入力ができるパソコンなら、子供でも感覚的に操作できます。今の時代はタブレットに慣れている子供が多いため、キーボードでの入力に違和感を持つ場合もあるでしょう。
もちろん本格的にプログラミングする場合はキーボード入力は必須ですが、初期段階でつまづくのを避けるためにタッチ操作やペン入力に対応していると取っつきやすいということです。
メーカーサポートは用意されているか
ノートパソコンが壊れる場合もあるため、メーカーサポートが用意されている方がより良いでしょう。またメーカーサポートの内容も製品によって異なります。サポートが充実している方が、子供に持たせるのに安心です。
ソフトウェアのトラブルは、親がパソコンにある程度詳しい場合対応しやすいですが、物理的な破損はどうしても自分で修理するにも費用がかかります。それならメーカーにお願いした方が良い場合も多いはずです。
こういった際に、修理費用がどのくらいかかるかはメーカーサポートによって変わってきます。ただしサポートがなくてもお金を払えば修理に出せるので、サポートは必須というわけではなくサポートも考慮したうえで製品選びをすると良いということです。
プログラミング用パソコンのスペックの基準
子供がプログラミングをするためのパソコンを選ぶ基準を紹介してきました。そして、具体的なスペックも見ておいた方がより良いです。ただしプログラミングはそれほどスペックを必要とするわけではなく、たとえばオンラインゲームのためのパソコン選びなどと比べると圧倒的にハードルは低いです。
普通に動画視聴をするのに問題ない程度のスペックがあれば、プログラミングをするには十分です。特に子供のプログラミングの場合高度なシステムを構築することや仮想サーバーを作るようなことも少ないです。スペックについて紹介していきますが、市販の一般的なパソコンや、ネットでもそこまで古くない一般的なパソコンであればスペックをクリアしているでしょう。
中古のパソコンや格安のパソコンを購入する場合は、特にスペックを気にするようにしてください。スペック選びの基準は以下です。
- CPU
- メモリ
- ストレージ
それぞれ解説していきます。
CPU
CPUはパソコンが処理を行う中核で、パソコンの処理性能に大きく影響するため最重要です。しかし、最新のパソコンはもちろん何年も型落ちしているものでも差は少なくなってきています。具体的にはCorei3~i5あれば日常使いには問題ないとされていて、実際市販のパソコンの多くはこの基準をクリアしています。動画編集やWebデザインをやるつもりがあるのならCorei7以上のものを選ぶと快適に作業ができます。
メモリ
メモリは処理を一時的に記憶する場所です。データを保存する場所ではなく、処理のための一時記憶です。人間の脳で言うと海馬のイメージになります。そして、メモリはパソコンによって差が出やすい部分です。
メモリが小さいと処理速度が遅くなってしまうため、メモリは重要視した方が良いでしょう。具体的には、最低でも4GB、8GBあればより良いです。逆に言えば、16GBなどはオンラインゲームなど負荷の大きい処理を行わない場合オーバースペックになるでしょう。
またメモリは外付けで増設することが可能です。どこまで増設可能かはパソコンによって異なるので、増設を検討している場合は事前に確認しておいてください。
ストレージ
ストレージはデータを保存する場所です。ストレージの容量自体は簡単に外付け可能で、またオンラインストレージなども利用できるのでそこまで重要ではないでしょう。しかしストレージにはHDDとSSDの2種類があり、パソコンの起動やデータの保存速度などに影響してきます。
SSDの方が処理が高速なので、SSDを選ぶのがおすすめです。ただしHDDでも気になるのは起動速度程度の場合が多いので、不可というわけではありません。最近のパソコンはSSDが主流なので、気にせず購入してもSSDである場合が多いです。
プログラミングスクールを検討している場合事前相談がおすすめ
子供のプログラミング学習にプログラミングスクールを検討している場合、パソコン選びから相談してみると良いです。スクールで推奨しているパソコンを紹介してくれたり、スクールに入ることで安く入手できる可能性があります。
子供向けプログラミングスクールではパソコン選びのような基本的な部分からサポートしているので、文字入力ができない子供などでも安心です。
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