プログラミングスクールで子供が学ぶカリキュラムの内容を紹介!
IT化が進む現代社会では、特に今後その社会の主翼を担う若者や子供たちにとって、プログラミングの基礎知識は必要不可欠になります。
しかし、学校の授業だけでは心もとないからと、子供をプログラミングスクールに通わせたいと考えても、カリキュラムの内容が分からず不安を感じている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、子供向けプログラミングスクールのカリキュラムや、小学校の授業で学ぶカリキュラムを紹介します。
この記事の目次
子供向けプログラミングの初級カリキュラム
プログラミングを始めたばかりの子供は、まずパソコンの操作方法を学び、その後は見本通りにコードを入力します。
ここでは、子供向けプログラミングの初級カリキュラムを紹介します。
パソコン操作方法を学ぶ
プログラミングをするには、パソコンを操作する方法を知る必要があります。
キーボードやマウスの使用方法を学び、プログラミングをするための下地を作ります。パソコンに触れたことがない子供でも、初歩から学べるので安心です。
子供の頃からパソコンに触れていると、デジタルツールに対する抵抗感がなくなり、プログラミング以外のパソコン全般の操作にも慣れていきます。
見本通りにプログラミングをする
パソコンの基本操作を覚えたら、見本と同じようにプログラミングをして、ひとつの作品を完成させます。
早い段階で作品を完成させ、自分の考えた通りにプログラムが動いた時には達成感があり、プログラミングの楽しさを感じられます。最初に楽しさを感じられると、子供の学習意欲も高まります。
逆に、狙い通りの動作をしなかった場合には、どこが間違えているのかを探して修正します。プログラミングを続けていく上では修正力や粘り強さも必要になります。
自分のコードの何が間違っているか、見本と異なる点を探すことで、コードがどのような構造になっているのかを理解します。
子供向けプログラミングの中級カリキュラム
見本と同じようにプログラミングできるようになったら、自分なりのアレンジを加えて応用していきます。
ここでは、子供向けプログラミングの中級カリキュラムを紹介します。
見本のプログラミングをアレンジする
見本通りに作成したプログラミングに、機能を追加してより使いやすい作品にアレンジします。
すでにいくつかの命令を覚えている状態なので、どのようなアレンジをすれば正常に動くかを考えて、プログラミング的思考を鍛えていきます。
基本的には、講師がアドバイスをしながら作り上げていくため、まだ応用ができない子供でも問題ありません。
プログラミングに慣れている子供向けには、あえてアドバイスを少なめにして、考える力を養うこともあります。
ビジュアルプログラミングを学ぶ
プログラミング的思考ができるようになったら、ビジュアルプログラミング言語を使用して学習します。
ビジュアルプログラミングとは、コードを入力するのではなく図形やイラストを並べて、プログラムを組み上げる方法です。
小学校の低学年でも学びやすく、プログラミングの概念を学ぶのに役立ちます。
有名なビジュアルプログラミング言語には、Scratch(スクラッチ)があり、世界中で子供のプログラミング学習に活用されています。
小学校の授業でもScratchを使用することがあるため、ビジュアルプログラミングを学んでいるとスムーズに授業を理解できるでしょう。
子供向けプログラミングの上級カリキュラム
ビジュアルプログラミングに慣れてきたら、本格的なプログラミングを開始します。
ここでは、子供のプログラミング学習の上級カリキュラムを紹介します。
タイピングなどパソコン操作を深く学ぶ
キーボードやマウスは使えるようになっていますが、プログラミング上級者を目指すにはパソコンを使いこなす必要があります。
素早くタイピングする練習や、ファイルの操作・プログラミング環境の構築など、パソコン操作をより深く学びます。
特にタイピングは変なクセが付く前に、正しいフォームやブラインドタッチを覚えることが大切です。
訓練のようにひたすらタイピングをするのではなく、ゲームを活用して楽しくスピードを上げていきます。
本格的なプログラミングを開始する
この段階までくるとプログラミングの下地ができているため、本格的なプログラミングを開始します。初心者向けのプログラミング言語には、以下のようなものがあります。
・JavaScript
・Python
・Ruby
ただし、まだプログラミング言語に慣れておらず、作成したプログラムが正常に動かないことの方が多いです。
入力したコードを小まめにチェックしながら、少しずつプログラムを作り上げていきます。
この作業を繰り返すことでプログラミングに慣れ、一人でも作品を作り上げられるように成長します。
専門的なプログラミングを学ぶ
本格的なプログラミング言語に慣れたら、専門的なプログラミングを学びます。
プログラミングは、ゲームやアプリの製作・Webシステムの作成など、さまざまな分野で活用されています。
子供が興味を持っている専門分野のプログラミング言語を集中的に学び、よりプログラミングを好きになることが大切です。
プログラミングでゲームを作りたいと思っている子供が多く、プログラミングスクール側もゲーム作りのカリキュラムを豊富に用意しています。
簡単なクイズゲームやシューティングゲーム・迷路などを作成して、他の生徒と一緒に遊びながら問題点を発見します。
小学生が自分で作ったゲームをインターネット上に公開している例も多く、将来のゲームクリエイターを目指す第一歩になるでしょう。
子供が小学校で学ぶプログラミングのカリキュラム
小学校では、プログラミング的思考を身に付けることに重点を置いて授業が行われます。
ここでは、子供が小学校で学ぶプログラミングのカリキュラムを紹介します。
目的はプログラミング的思考を身に付けること
小学校のプログラミングのカリキュラムは、実際のプログラミング言語を学ぶことよりも、プログラミング的思考を身に付けることに重きを置いています。
プログラミング的思考とは、目標を達成するための道筋を論理的に考える力のことです。
プログラミング的思考を身に付けると、プログラミングが上達するだけでなく、合理的に物事を考えられるようになります。
プログラミング以外の教科も効率的に学習できるようになり、全体的な学力アップを狙えるでしょう。
小学校におけるプログラミングのカリキュラムの具体例
小学校でおこなわれるプログラミングの授業は、Scratchなどのビジュアルプログラミング言語を使い、簡単なゲームやアニメーションを作成します。
学習するのは基本的な内容ですが、プログラミングとはどのようなものかを把握できるでしょう。
また、プログラミングでロボットの動きを制御する・LEDライトの点灯を制御する、算数の図形を作図するプログラムを作成する、などの作業もおこないます。
さまざまなプログラミングに触れることで、生活のいたるところで活用されていると実感できます。
まとめ
子供向けプログラミングのカリキュラムは、初級・中級・上級に分けられます。
初級ではパソコンの基本的な使い方から始まり、見本通りにプログラミングをおこないます。
中級になると覚えた命令を活用して、見本にアレンジを加えて、プログラミング的思考を養います。
上級では本格的なプログラミング言語を学び、その後ゲーム作りやアプリ制作など専門性を高める流れです。
プログラミングスクールでは、子供の理解度に合わせてプログラミングを覚えていくため、挫折することなく楽しく学べるでしょう。
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