子どものプログラミング学習 年齢別の学習教材を紹介
「私たちの子ども時代とは違って、今の子どもたちはよりITやデジタルに強くないといけないのかな?」「子どもにいつからプログラミングを習わせたらいいのだろう」と悩んでいる親御さんは多くいらっしゃいます。
ニュースでも話題になっているChatGPTなどの登場により、本格的なAI時代に突入しました。また、2020年からは小学校でもプログラミング教育が導入されるなど、ITスキルの重要性がますます高まっているため、プログラミング教育に力を注ぐことが注目されています。
今回は、子どもにプログラミング学習を習わせはじめるのに適した年齢や、未就学児、小・中学生ごとのおすすめのプログラミング教材を詳しく解説します。
子どものプログラミング学習の方向性に悩んでいる人は、ぜひ最後までご覧ください。
この記事の目次
9歳からプログラミングを習わせはじめる人が多い
プログラミングの習いはじめる年齢
「コエテコ総研 byGMO」が実施した調査データによると、9歳から習いはじめるのが最多で、7〜9歳と10〜12歳を合わせると全体の8割を超える結果となっています。
7〜12歳という小学生の年齢でプログラミングをはじめる子どもの割合が圧倒的だということが、上記のグラフから見て取れます。
プログラミング教室で採用されている教材
プログラミング学習の教材としては、Scratchを採用している教室が最も多い状況です。
視覚的にわかりやすいので子どもに人気のScratchですが、四則計算や条件分岐、繰り返しを理解していないとプログラミングが組めません。
小学2年生なら、プログラミングを組むための要素を理解しやすく、また頭が柔らかく発想力も豊かなため、プログラミングを習いはじめる子どもが多いです。
また、その頃に習いはじめるのが、上達しやすい秘訣だとも言えます。
引用:「コエテコ総研 byGMO」民間の子ども向けプログラミング教育の実態を調査/GMOメディア
子どもがプログラミングを習うメリット
子どもがプログラミングを習うことで得られるメリットについて、5つの観点から紹介します。
プログラミング技術が向上するだけでなく、他にも役立つ能力が向上したり将来の進学や就職に役立つ力が身についたりするので、ぜひ確認してみましょう。
①問題解決能力や論理的思考力を高める
プログラミングを学ぶことで、論理的思考力や問題解決能力を高められる可能性が高いです。
論理的思考力とは、物事の全体像をきちんと把握し、それぞれの事柄のつながりをとらえながら理解できる力のことです。
自分が作りたいものを完成させるためには、どうやってプログラムを組めばできるのかを順序立てて考えるのが、プログラミング学習の醍醐味です。
また、自分の思い描いた機能を実装したい時やエラーでつまずいた際の解決方法を自分で調べながらプログラミングを進めていくことで問題解決能力も身についてきます。
こういった問題解決能力や論理的思考力を育むことは、他の教科の授業やテストでも役に立つ能力なので、お子さまの学力を向上させたい場合にもおすすめです。
②創造性や発想力を向上させる
子どものプログラミング教育では、ゲームやアニメを作成しながらプログラミングを学んでいきます。どのようなゲームやルール、キャラクターにすれば面白い作品が作れるか想像を巡らせ実現していくという経験ができます。
その経験を通して、創造力やアイデア力が育てられていくのが、プログラミング教育のメリットです。
子どもの方が大人よりも、柔軟な頭を持っています。そのため、幼い子どものときからプログラミング教育を学習しはじめた方が、大人では考えつかないような発想力を発揮してくれる可能性が高いです。
③デジタルリテラシーを育成する
情報化社会を上手に生きていくために、デジタルリテラシーを育てるのはとても大切です。
デジタルリテラシーとは、スマートフォンやパソコンなどの機器を使いこなせる基本的な能力だけでなく、それらを使って情報を上手く集めたり分析したりして活用できる力でもあります。
これからもっとデジタル化していく社会に順応するために、プログラミング教育を活用することでデジタルリテラシーを向上させておくのが重要です。
④2025年の大学入学共通テストの「情報」対策になる
2025年の大学入試の共通テストから、「情報」の科目が対象となるので、プログラミング教室でしっかりと理解することで、情報のテストの対策ができます。
従来の大学入試テストは、知識を問う内容ですが、これからの時代は論理的思考や判断力、表現力など、さまざまな能力の高さを測るものになっていきます。
思考力を向上させることも、プログラミング言語を学んで情報の強化を対策することも、将来大学入試の共通テストを受ける際の助けになるでしょう。
⑤IT人材のニーズが高まる社会へ対応できる
プログラミングを学ぶことで、将来就職する際にも役立てることができるのがメリットです。
情報化社会を生きることは、大学受験だけではなくその先の就職にも大きな影響があります。
情報技術を上手く活用し、デジタルツールを使いこなし運用できる人が必要とされていくので、小さいうちからプログラミングを学ぶことで、将来就職するときに必要とされる人材になる準備が整えられます。
IT技術を身につけて損はないため、ぜひプログラミング教室で学んで将来に役立つ力を育てましょう。
年齢別のおすすめ学習教材
それでは、子どもがプログラミングを学ぶ上で活用していきたいおすすめの学習教材を、年齢ごとに分けてわかりやすく紹介していきます。
年齢が低いほど感覚的に分かりやすいものがおすすめで、歳を重ねるごとにレベルの高い教材を使っていくのが良いでしょう。
【5歳〜小学2年生】の学習教材
ScratchJr(スクラッチ・ジュニア)
後に紹介する、プログラミング教材で最も有名なScratchの簡易版が、ScratchJrです。
低年齢児童向けに設計されているため、すべてひらがなで漢字を知らなくても読める仕様になっています。
感覚的な操作が可能で、矢印やアイコンだけでプログラムを動かせます。
ios/Androidアプリでも操作できるため、スマートフォンで気軽にプログラミング学習ができるのがポイントです。
Viscuit(ビスケット)
Viscuitも子ども向けのビジュアルプログラミング言語で、視覚的にわかりやすく取り組むことができ、ScratchJrと同様にイラストや図を使ってプログラムを作成できます。
特徴としては、子どもたちが自分で描いた絵をViscuitの中で動かすことができるという点で、お絵かき遊びの延長としてプログラミングにふれることが出来ます。
字が読めなくても使うことができるので、4歳という低年齢から使用できるのがポイントです。こちらも、スマートフォンのios/Androidアプリで操作できます。
対象:4歳~
使用料:無料
【小学3年生〜中学生】の学習教材
続いては、小学3年生〜中学生に最適なプログラミングの教材を紹介します。
低年齢向けのものよりもできることが増えますが、感覚で操作しやすいのが魅力です。
Scratch(スクラッチ)
プログラミングの習いはじめる年齢で前述したとおり最も小学生に選ばれているプログラミング学習教材が、Scratchです。
学校のプログラミングの授業でも活用されている教材なので、やったことがある小学生も多い教材だといえます。
さまざまな内容が書かれたカラフルなブロックを組み合わせてプログラミングすることができる「ビジュアルプログラミング言語」のため、英語が不要なのが小学生に理解しやすいポイントです。
英語やテキストプログラミングが不要で、操作画面も小学生が直感的に分かるように作られているため一見するとおもちゃのように見えますが「変数」「条件分岐」「繰り返し」「座標」などプログラミングに重要な要素や考え方が含まれており本格的なプログラミングの基礎をしっかり学習することができます。
基本的にはパソコンを使って学びますが、iios/Androidアプリもあるためスマホで操作もできます。
対象:8~16歳
使用料:無料
英語やテキストプログラミングが不要で、操作画面も小学生が直感的に分かるように作られているため一見するとおもちゃのように見えますが「変数」「条件分岐」「繰り返し」「座標」などプログラミングに重要な要素や考え方が含まれており本格的なプログラミングの基礎をしっかり学習することができます。
基本的にはパソコンを使って学びますが、iios/Androidアプリもあるためスマホで操作もできます。
Scratchについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめです。
【中学生〜】の学習教材
続いては、中学生以上が活用するのにぴったりなプログラミング学習教材を紹介します。
より専門的な内容が理解できるようになる中学生には、以下の2つをおすすめします。
Scratch(スクラッチ)
小学生にもおすすめしたScratchは、中学生にもおすすめできる教材です。
操作は非常に直感的でわかりやすいのに、しっかりとプログラミング言語の基礎や要素も学べるのが人気の秘訣だと言えます。
また、学びを進めていくと、マリオ風ゲームはスプラトゥーン風ゲームなど面白いゲームを作れるようになるのが、中学生にもおすすめのポイントです。
Scratch公式サイトではユーザーが作成した作品を公開されています。
どのようなゲームを作ることが出来るかこちら「Scratchで作られたゲーム」から参照してみてください。
Unity(ユニティ)
Unityは、アメリカ企業Unity Technologies社が提供するゲーム開発ツールです。
厳密にいうとUnityはプログラミング言語ではありませんが、ゲームを作る上で「C#」や「JavaScript」などの言語を一緒に学ぶ必要があります。
Unityを学べば、プロ仕様の本格的なゲームを作ることができます。
大人気のスマホゲーム、ポケモンGOや原神、白猫プロジェクトはUnityで作られているため、ゲームが好きな中学生なら自分でゲームを作り出せるということでモチベーションも高まるでしょう。
対象:中学生~プロ
使用料:無料
プログラミング学習は無料で自宅ではじめられる
こちらで紹介した教材は全て無料で使用でき、自宅にパソコンやiPad、スマホさえあれば簡単にスタートできます。
基本操作自体はとても簡単なので、はじめのうちはプログラミングを理解していない親御さんでも教えることができます。
とはいえ、レベルの高いことをしようと思うと、自宅で独学では難しくなってくるでしょう。子どもが、「もっと学びたい」「もっと面白いゲームを作りたい」と言いはじめるタイミングで、子どもの才能を真っ直ぐ伸ばすために、小・中学生専門のプログラミング教室に子どもを通わせはじめる家庭が増加しています。
こちらの記事を参考に、お子さまが通いたい!と思えるプログラミング教室を探してみてください。
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仙台で手頃な授業料でプログラミングを習うならサクールへ
サクールの特徴 |
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対象年齢 |
小学校低学年〜高校生 |
学べること |
※ご希望により選択可能 |
入学金 |
入学金・教材費:11,000円 |
授業料 |
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指導体制 |
少人数クラス |
学習スタイル |
通学 or オンライン選択が可能 |
その他特典 |
ノートPC無料貸出(持ち帰りも可能) |
Scratch、WEBアプリ、Unity、Blenderなど幅広く学べる
サクールでは、ScratchやWEBアプリ、Unity、Blenderなど、幅広いカリキュラムをご用意しています。
学びたい内容や個人の進み具合に合わせて、幅広い選択肢から選んでいただけるのが、サクールの魅力です。
オンラインと通学から自由に選べる
サクールでは、2拠点(仙台駅前スクール、小鶴新田スクール)のどちらかに通学していただくか、オンラインで自宅で授業を受けていただくかを選ぶことができます。
途中でコースを変更していただくこともできるので、都合に合わせてオンラインと通学を選べるのが通いやすさの秘訣です。
無料体験で教室の雰囲気が確認できる
サクールでは、教室の雰囲気を事前に知っていただくために、無料体験をご用意しています。
無料体験では、現在サクールに通っている子どもたちの隣で簡単なゲーム制作をしていただき、実際に通ったときに楽しめるかを確認していただけます。
ぜひご興味がある方は、無料体験に参加して先生や教室の雰囲気を肌で感じてください。
また、無料体験に来ていただければ、今後のプログラミング教育やIT人材の将来性についてのご相談もお伺いできます。
プログラミングについて親だけではわからない、と困っている方は、ぜひお気軽にお越しいただき、お話をお聞かせください。
まとめ
こちらの記事では、プログラミング学習を始めるのに1番適した年齢や学年を解説し、年齢ごとの適したプログラミング教材についてわかりやすく紹介しました。
プログラミングは、小学校に通って計算などを教えてもらい始めて、それなりにできるようになった9歳ごろから習い始める子どもが最も多いです。
子どもが学校の授業などを通してプログラミングに興味を持っていたり、親御さんが子どもに論理的思考や創造力を身につけさせたいと思っていたりするなら、ぜひプログラミング教室に通うのを検討してみて下さい。
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仙台のプログラミングスクール『サクール』では、実際の教室の雰囲気を体験できる無料体験教室を実施しております。普段からサクールに通っている子どもたちの隣で、簡単なゲーム制作を楽しんでいただけます。仙台市内2つの教室とオンラインで開催。所要時間は1時間程度、手ぶらでOKです。ぜひ1度ご体験ください。