【Scratchも可】小学校の教科書でプログラミングはどう扱われるの?【理科編】
こんにちは!
いよいよ2020年度から小学校でのプログラミングが授業内で取り扱われ、各社の学習ページもかなりまとまってきました。そこで本記事では、「小学校の教科書ではどのようにプログラミングが扱われるのか」についてご紹介します!
また、内容だけではなく「ご家庭でどんな使い方ができるか」という部分についてもちょっと考察してみたので、よろしければ参考にしてみてください!
【算数編】【理科編】の2部に分けまして、今回は【理科編】をお送りします!
前回の算数編はコチラ
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1. 東京書籍
(https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/text/shou/rika/)
2つのコンテンツがあります。
まずは理科の授業におけるプログラミング教育の扱い方をマンガで紹介した『理科にプログラミングがやってくる!』というpdfが
「EduTown プログラミング 小学校理科」というタイトルのページから、単元別の取り組みができます。
プログラミングというよりは、実験過程を図で示すようなツールですが、
例えば実際に実験環境がない学校でも、イメージしやすいのではないでしょうか。
ひとつずつ丁寧に操作を確認できるのが良いと思いました。
2. 大日本図書
(https://www.dainippon-tosho.co.jp/introduction2020/rika/ex_programming.html)
3年生から5年生においては、教科書紙面においてのプログラミング的思考の育成に
触れる場面を紹介しています。
6学年の学習ではMESHを使った例を紹介しております。
ウェブ上のコンテンツはまとめて「楽しい理科ウェブ」というサイトで紹介されておりますので
こちらでもご覧ください。
https://www.dainippon-tosho.co.jp/web/rika/
3. 学校図書
(http://qr.gakuto.co.jp/GProS_1/index.html)
ジプロスというビジュアルプログラミングツールが紹介されています。
わかりやすいUIデザインは、取り組みやすい印象を受けます。
単元に特化した内容と、右上のヒントによって、自習向けとしても使えるのではないでしょうか。
4. 教育出版
(https://www.kyoiku-shuppan.co.jp/textbook/shou/rika/document/ducu2/docu211/index.html)
こちらでは信号機を題材にしたツールを紹介しています。
信号機という身近なものからプログラムを組む経験は、ロボットでも取り組まれていますね!
ソフトウェアでもぜひ取り組んでみてほしいと思います。
5. 啓林館
(https://www.shinko-keirin.co.jp/keirinkan/sho/text_2020/science/programming.html)
「プログラミング的思考」とはそもそもどういったものなのか、そして、
小学校でプログラミング教育を行う狙い…という根本の部分から紹介しています。
プログラミング的思考を働かせる部分、として単元ごとに紹介しているので、
指導される先生方にはイメージしやすいのではないでしょうか。
6. まとめ – プログラミングスクールが思うこと –
・学校の先生のために作られていることの重要性
算数編と同様、基本は「学校の先生のために作られている」という印象が強いです。
しかしだからと言って、子どもたちに最適ではない、ということではありません。
学校教育で行われるのは知識の享受だけではありません。
先生が辛い顔をしている授業を受けることで、幸せになる人はいません。
その状況をしっかりとみた上での、各教科書会社の構成なのだと思います。
・算数、理科、図工、音楽に集中している
これらは学習指導要領ではあくまで「例として」提示された科目です。
決して強制するものではありませんが、ここをヒントに授業を展開する他に選択肢が見えない
というのが、現状なのだと思います。
今回ご紹介した教材が、高学年の電気の仕組みについての単元に集中していたのは
上記の理由によるものだと思います。
ちなみに、Sachoolも過去に学校むけのビジュアルプログラミングツールを開発しました。
問題の難易度も去ることながら、現場の先生方が求めるものを作るのは時間がかかることであるを痛感しています。
ここに、一部の関係者は一抹の不安を抱えています。
〜しかできない、という先生や学校をサポートすることがとてもとても大切だと思います。
・プログラミングが導入された後どれだけ改善できるかに集中する
既存の教科書も同様ですが、時代とともに教える内容は変化していくものです。
そこで、うまくいかなかった時に、少しずつ変化させられるような
「心の余裕」が、現場の先生方だけでなく、組織全体に生まれるといいなと思います。
私たちサクールは、指導方法や機器の使い方などの無償サポートを随時行っています。
もしお困りの方がおりましたら、コメントや連絡などお気軽にお待ちしております。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
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