SCRATCH tipsか? その4

以下のスクリプトを実行すると、スプライトは時計回りにゆっくりと回転して下を向きます。

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では、「6回繰り返す」のブロックを使わずに同じことをやってみましょう。
少々大変ですが、「15度回す」のブロックを6個つなげれば、同じ意味になりますよね。

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しかし、このスクリプトを実行するとスプライトはすぐに下を向いてしまいます。先ほどと同様の指示を出しているはずなのに、なぜ異なった動きをするのでしょう?

Scratchでは「繰り返し」をするときに、最初の繰り返しが終わったらすぐに次の繰り返しを始めるのではなく、ほんのわずかだけ間をおいてから次の繰り返しを始めるような仕掛けが組み込まれています。そのため、「6回繰り返す」のブロックを使った場合はスプライトがゆっくり動いているように見えるわけです。一方、「6回繰り返す」のブロックを使わない場合はこの「間」が生じないため、スプライトは一瞬で下を向いてしまいます。

以上、Sachoolスタッフの河野でした。

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