子どもがYouTube見すぎるとどうなる?親ができる解決方法は?
YouTubeにはいろいろなコンテンツが配信されていて、ついつい見すぎてしまうことがあります。大人でもYouTubeを見すぎてしまうことはあるでしょう。そして自制心が大人よりも育っていない子どもの場合、なおさらYouTubeを見すぎてしまうことが多いです。
中にはYouTube依存症のようになってしまう子どももいて、勉強や他のこともまったく手がつかなくなり、毎日10時間以上もYouTubeを見てしまう、といったケースもあります。YouTube依存の子どもは珍しくありません。
では、YouTube依存症とまではいかなくても、子どもがYouTubeを見すぎることでどのようなことが起こるのでしょうか。
この記事の目次
YouTubeを見すぎる子どもに起こること
YouTubeを見すぎることで、以下のようなことが起こります。
他のやるべきことに身が入らなくなる
これは子どもも大人も同じですが、YouTubeを見ている時間や労力を他のことに充てられなくなります。たとえば勉強、部活動、習い事などに集中して自分の能力を磨いた方が良いにも関わらず、YouTubeを見続けることでそれらの時間と労力がなくなってしまうということです。
時間的にはYouTubeを見ていないタイミングもあるはずなので他のこともできそうですが、人間は四六時中物事に集中できるわけではありません。当然休憩なども必要です。せっかく集中できるタイミングでYouTubeに集中力を使ってしまうのは、もったいないとも言えるでしょう。
生活リズムが狂ってしまう
日中は普通に学校生活などを送っているものの、夜中などにYouTubeを見すぎてしまい、生活リズムが狂ってしまうケースも多いでしょう。この場合睡眠時間が減るので、長期的に見れば学校生活にも悪影響が出てきます。
授業中に寝てしまう、部活動ですぐに体力がなくなってしまう、体調を崩す、といったことが考えられます。より状況が悪化していくと、学校に行けなくなり不登校になる、そのまま昼夜逆転生活になっていく、といったケースもあります。
家族での会話が減る
家にいる間子どもがYouTubeばかり見ていると、家族での会話が減っていきます。その結果、家族間のつながりが希薄になっていく、子どもが何か問題を抱えていても家族は気が付かない、家族が子どもに対して適切なサポートができなくなっていく、といった問題につながっていきます。
またより広い視点では、子どものコミュニケーション能力低下、意欲低下などにもつながっていくでしょう。家の外でもYouTubeばかり見ている状況だと、家族だけでなく他の人とのコミュニケーションも減っていきます。
その結果社会生活を営む能力が不足し、子どもはストレスを抱え、精神疾患を患う、といったことも考えられます。YouTubeを長時間見るだけなのに大げさに感じられるかもしれませんが、日々の生活が変わってくるとこのように他の問題にも派生していくでしょう。
子どものYouTube見すぎ問題に対して親がやってはいけないこと
子どもがYouTubeを見すぎると上記のような問題が生じるということでした。問題を防ぐために、親は何らかの対策を講じなければと考えるでしょう。具体的な対策は後述しますが、まずはやってはいけないことを解説します。
スマホを没収したり厳しく制限する
スマホの没収や厳しい制限が絶対にNGかというとそうではありませんが、これらは最終手段です。少なくとも、最初の段階でやるべき手段ではないでしょう。なぜなら、これらの手段を講じられた子どもは納得がいかない可能性が高く、根本的な問題解決にはつながらないからです。
そもそもYouTubeを制限したい理由としては、上記のような問題を防ぎたいからということでした。たとえば、YouTubeを見ていた時間や労力をより生産的な活動に充てるといったことです。
しかし、無理やりYouTubeを制限された子どもはネガティブな気持ちになっている可能性が高いので、せっかく空いた時間を生産的な活動に充てる可能性は低いでしょう。また親への信頼も薄れるため、コミュニケーションがより希薄になります。
その結果、子どもの人間性や行動などにより大きな問題が生じる可能性が高いと考えられます。
放置する
放置も絶対にNGというわけではありませんが、リスクが大きいです。YouTubeにも優良なコンテンツはあるので実は子どもはYouTubeから将来に役立つことを学んでいる可能性もありますが、単に時間と労力を浪費しているだけの可能性もあります。
そして単に浪費しているだけのケースの方が多いでしょう。この状態で放置していると、子どもの人生はどちらかというとマイナス方面に向かってしまう可能性が高いということです。
子どものYouTube見すぎ問題への対処法
子どものYouTube見すぎ問題で生じることや、親がやってはいけないことについて解説してきました。では、具体的に親はどのように問題に対処していくべきなのでしょうか。
子どもがどのようなコンテンツを見ているのか把握する
YouTubeにはいろいろなコンテンツがあります。客観的に見てある程度面白いものの子どもが時間を無駄にするだけのコンテンツもあれば、子どもの学びにつながるようなコンテンツもあります。
そのため、子どもがどのようなコンテンツを見ているのかによっても親が取るべき行動は変わってくるのです。そのため、まずは子どもがどのようなコンテンツを見ているのか把握することが重要でしょう。
子どもから普通に聞き出せる場合は、見ているものを聞いて、実際に親もコンテンツを見てみるのが良いですが、聞き出せない場合もあるかもしれません。その場合、コミュニケーションに力を入れることが重要です。
子どもとコミュニケーションを取る
子どもが見ているYouTubeのコンテンツも含め、子どものことを理解し、子どもと信頼関係を築くことが重要です。このことは当然YouTube見すぎ問題を解決するうえでも役立ちます。その他の問題の根本的な解決にもつながるでしょう。
子どもを理解し、信頼関係を築くためにはコミュニケーションを取るしかありません。うまくいかない場合は、いろいろと試行錯誤しながらコミュニケーションを試みることが重要です。
子どもが楽しめることを考える
子どもにYouTube以外の楽しみを作ってあげることや、子どもとスムーズにコミュニケーションを取るためにも、子どもが楽しめることを考えるのが重要です。逆に言えば、子どもが楽しいこと、嬉しいと感じることなどがまったくわからない状態だとコミュニケーションを取ることは困難でしょう。YouTube見すぎ問題を解決することも不可能と言って過言ではありません。
YouTube見すぎ問題を解決するためにはYouTubeの代替案が必要で、また子どもが楽しくコミュニケーションを取るためには子どもが楽しいと感じるコミュニケーションを考える必要があるからです。
YouTube見すぎ問題の解決には子どもを理解することが必須
YouTube見すぎ問題の根底にはYouTubeだけでなく、子どもに他の楽しみが見つかっていないことや、親が子どもを理解できていないことなどが隠れています。こういった状態では、無理やりYouTubeを見られなくしても結局子どもの人生は良い方向に向かっていかないでしょう。
YouTube見すぎ問題を解決するためには、親は子どもが楽しいと思えることや子どものことをよく考え、コミュニケーションを試みることが重要です。信頼関係を築いていけば、子どもは親の言うことを聞き、また子どもからの要望も伝えやすくなります。
結果的に、YouTubeを見る以外のことも積極的にできるようになっていくでしょう。
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