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子供におすすめのプログラミング言語とステップアップの方法を解説

子供におすすめのプログラミング言語の特徴として、「操作が直感的で簡単」「楽しみながら学習できる」といったことが重要です。ただし、操作が簡単な言語はできることに限度があり、途中で飽きてしまう可能性が高くなります。

そこでおすすめなのが、簡単なビジュアルプログラミング言語などを入り口にして、ゲームなど子供の興味関心が強いコンテンツでテキストプログラミング言語に移行していくことです。

具体例としては、Scratchなどから入って、Unityの扱いに慣れて、C#やスマホアプリ開発の言語を扱っていく、といったイメージです。そうすると、直感的な操作から徐々に本格的に設計を考える段階に移行していけます。

子供におすすめのプログラミング言語

以下では、子供におすすめのプログラミング言語と、それぞれの言語の特徴などを解説していきます。

Viscuit(ビスケット)

Viscuitは自分で絵を描いてその絵を動かすプログラミング言語です。プログラミング言語と言ってもコードを描くわけではなく、お絵描きして動かすということです。直感的な操作で遊べるので、プログラミング知識は不要です。

このようなものでプログラミング能力が身に付くのかと思われるかもしれませんが、動きを考えることがプログラミング能力につながります。たとえば、右に動かした後に回してみよう、この絵とこの絵がぶつからないように動きを考えてみよう、といった考え方はテキストプログラミングの設計に近いものです。

Viscuitは遊びながらプログラミング学習ができるものですが、子供だけで始められるかというとそうでもありません。むしろプログラミング経験がある大人でも、最初は操作方法がよくわからないでしょう。

たとえばメガネの左右に絵を配置して、左が元の位置で右が後の位置、位置関係で動きや速度が決まる、といったかなり独特な操作方法だからです。そのため最初に大人が操作方法を一通り把握してやってみて、子供にやり方を教えて子供がやってみるという流れになるでしょう。

操作方法を覚えれば後は直感的に遊ぶことができますが、最初は何をどうすれば良いかわからないので大人のサポートが必要ということです。

Scratch(スクラッチ)

Scratchはブロックを組み合わせることでプログラミングをしていく言語です。Viscuitよりも操作としては直感的でわかりやすいでしょう。ただし処理の流れはViscuitよりもプログラミングに近く、ロジックを本格的に考えることができます。

ブロックには、〇歩動かす、〇度回す、ずっと、などと書かれています。これらのブロックを組み合わせることで、処理を構築していくという使い方です。たとえば上で挙げた「ずっと」というのはループの概念です。

他にも、条件分岐やフラグの概念を使うことも可能です。こういったことから、Scratchはテキスト言語をそのままブロックにして、テキスト言語と同じような処理をブロックで直感的に操作できるようにしたものと言えます。

最初は子供だけだと難しいので、大人も実際に使ってみて使い方を把握し、子供に教えてあげると良いでしょう。Scratchではプログラミングの考え方が身に付きますが、テキストプログラミングのように複雑な処理を実装することはできません。

そのため、あくまでもプログラミングの導入、大枠の設計を考える練習と考えると良いでしょう。

UnityでC#

Unityはゲーム開発のためのプラットフォーム、C#はテキストプログラミング言語です。それぞれユニティ、シーシャープと読みます。

上で紹介したビジュアルプログラミング言語よりも難易度は高いのですが、ゲームが好きな子にとってはモチベーションが上がるので少し難しくても頑張ってゲームを作るかもしれません。

また世に出回っている多くのゲームもUnityとC#という組み合わせで作られています。つまり、UnityでC#を扱うスキルを身に付けると、ゲーム開発会社に就職できる可能性が高まるということです。

遊びながら就職にも役立つスキルが身に付くので、UnityとC#の組み合わせを練習するのはおすすめです。難易度が高そうに思えるかもしれませんが、Unityの機能だけで簡単なゲームは作れます。C#を書かなくてもゲーム開発可能ということです。

そのため、最初はUnityの操作に慣れることから始め、徐々にC#を書くようにしていくと良いでしょう。子供が自発的にゲーム開発を始める可能性もありますが、親が子供にやらせたいと考えた場合、環境構築などを含めてすべて子供に任せるのは難しいかもしれません。

可能であれば、初期段階は親がサポートし、後は子供が自分で手を動かして練習していけるように環境作りを行っていくのがおすすめです。

Swift

Swift(スウィフト)は、iOSのアプリ開発に使用されるプログラミング言語です。最近は子供でもスマホを持っている場合が多く、スマホ依存の子供も多いでしょう。スマホでゲームばかりやって時間を浪費してしまうよりは、Swiftを使ってiOSのゲーム開発などを行った方が有意義ということです。

iOSのゲームはSwiftでも開発可能で、上で挙げたUnityとC#で作られる場合もあります。本格的なゲーム開発の場合は、OSの種類に関わらずUnityとC#の場合が多いでしょう。

そのためSwiftを使用するのは、iOSの簡易的なゲームや、ゲーム以外のアプリ開発を行う場合です。子供がスマホアプリを開発してそれが大きな収益になった事例などもあります。またSwiftのスキルがあれば将来就職などにも役立つので、そういった意味でも子供が学ぶのにおすすめの言語です。

ただし子供にとって難易度が高いので、大人のサポートが必要でしょう。

kotlin

kotlin(コトリン)、はAndroidのアプリ開発に使用されるプログラミング言語です。iOSの場合はSwift、Androidの場合はKotlinということです。少し前まではJavaで開発されることも多かったですが、最近はKotlinが主流です。iOSも少し前まではObjective-Cが主流でしたが、今はSwiftが主流です。

つまり、SwiftとKotlinに慣れればスマホアプリ開発に必要な言語はある程度網羅できるということです。子供がAndroidのスマホで遊んでいることが多いのであれば、Kotlinを学んでスマホアプリを作ってみると良いでしょう。

ゲームアプリの場合は、上で挙げたUnityとC#、ゲーム以外のアプリならkotlinがおすすめです。Kotlinの場合も、スマホゲームで遊んでいるよりはスキルを身に付けることで子供の将来に役立ちます。とはいえ最初のハードルが高いので、大人のサポートは必要でしょう。

また上で挙げた言語も同じですが、最近は学習環境が充実しています。ゼロから学べるサイトや動画コンテンツもあるので、親が事前にリサーチしておくのも子供の学習の助けになるはずです。

子供のプログラミング学習にはプログラミングスクールがおすすめ

親がサポートできれば、子供は簡単なプログラミング言語から徐々にステップアップしていくことができるでしょう。しかし、子供だけで学習を進めるのはなかなかハードルが高いです。少しだけ親がサポートをしてビジュアルプログラミング言語の導入をクリアしても、その先でつまづいてしまう可能性はかなり高いでしょう。

その都度親も学習しながらサポートできれば良いですが、時間などの観点からそれは難しい方が多いはずです。そこでおすすめなのが子供向けプログラミングスクールです。最初の一歩から本格的なプログラミングまで一貫してサポートしてくれるので、親が忙しくても子供が楽しみながら着実にプログラミングスキルを身に付けられます。

プログラミングは、できることで子供の将来の選択肢を広げてくれるものです。子供がプログラミングに興味を持っているのであれば、ぜひそれを伸ばしてあげてください。

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