空間認知能力が高い人の特徴とは? どのようなメリットがある?
空間認知能力が高い人にはいくつか特徴があり、また複数のメリットを得られます。単体でも有用な能力ですが、思考力や問題解決力などその他の能力とも関連性があります。空間認知能力は、生まれつきの能力差だけでなく鍛えて高めることが可能なので、子供の頃から積極的に磨いていきたい能力の一つと言えるでしょう。特に何か変わったことをさせるというより、遊んだり学んだり、普通のことでも伸ばすことは可能なようですよ。
この記事の目次
空間認知能力が高い人の特徴
空間認知能力が高い人には、以下のような複数の特徴があります。
道順や方向を把握するのが早い
空間認知能力が高い人の特徴として、一回通っただけで道を覚えられたり、現在地と目的地の位置関係を把握しやすかったりということが挙げられます。空間認知能力が高い人は方向感覚に優れていて、逆に空間認知能力が低いと方向音痴になりやすいということです。
複数人で道を歩いたりドライブした際に、道をすぐに把握できる人とできない人の差が大きい、という経験をしたことがある人は結構多いでしょう。自分自身が方向音痴の人は、方向感覚に優れている人のことを羨ましく思ったことがあるかもしれません。
方向感覚は、生まれつきの優劣もある程度あるようですが、空間認知能力全般を鍛えることで伸ばせるものです。そのためには、いろいろなところに出かけたり、その際に道をきちんと把握するよう努めたりすることが効果的です。
最近はマップアプリやカーナビの性能が高いため道を把握できていなくても問題ないことが多いですが、自分の頭でも考えて空間を把握していくことが重要です。慣れるまでは大変ですが、慣れると感覚的に空間把握ができるようになるとされています。
スポーツで活躍できる
スポーツと言ってもいろいろな種類がありますが、空間認知能力が高い人は特に球技などで力を発揮できる可能性が高いです。自分自身の体、相手、ボールなどの位置を正確に把握できるからです。
ゲームの中で適切な動きができる、ボールを捉えるのがうまい、といったことにつながります。筋力や瞬発力と空間認知能力は無関係と考えられますが、同じ筋力や瞬発力でも空間認知能力が高いことで体を適切に使えるようになります。
絵がうまい
空間認知能力が高いと、画力にもつながります。絵を上手に描くためには思った通りに直線や曲線を描く必要がありますが、そもそもイメージが誤っていると思った通りに直線や曲線を描いても上手な絵にはなりません。
思った通りに直線や曲線を描くことは多くの人ができるはずなので、画力に重要なのはむしろイメージのことでしょう。たとえば三次元の物を二次元の絵に落とし込む際や、対象物が二次元であっても正確に物の形や位置を捉える必要があります。
対象物をいかに正確にイメージするかが、そのまま画力につながると言っても過言ではありません。対象物を描くためにどこに直線や曲線を配置するかをイメージし、イメージ通りに描いていくと絵が完成するということです。いわば絵を描くための設計の段階で空間認知能力が大きな武器になります。
思考力や問題解決力も高い
空間認知能力が高いからといって他の能力も優れているとは限りません。しかし、他の能力も関連して上げる効果はあるようです。たとえばスポーツをしているときも、空間認知ができていれば次にどうすればうまくゲームを運べるか、どのようにコミュニケーションを取れば味方にうまく指示を出せるか、といった思考につながってきます。
空間認知能力を活かして別の思考や問題解決につなげられるということです。空間認知能力を含めて幅広い能力を磨いていくことで、相乗効果も生まれます。
業務遂行能力が高い
空間認知能力がすべての仕事に活かされるわけではありませんが、幅広い業務で空間認知能力は役立ちます。たとえば、アスリート、芸術家、建築家、設計士、プログラマーなどは、空間認知能力を仕事に活かしやすいです。
また上でご説明した通り、空間認知能力は思考力や問題解決力にもつながってきます。空間認知能力が高い人は総合的な能力が高く、仕事ができる可能性があるということです。
空間認知能力が高いことのメリット
空間認知能力が高いことのメリットは、概ね空間認知能力が高い人の特徴と同じです。スポーツが上手、絵がうまい、道に迷わない、といったことはそのままメリットになるからです。そこで、これらの特徴を踏まえて、さらにどのようなメリットにつながるかという観点でご紹介します。
職業選択の幅が広がる
空間認知能力が高いことによって、いろいろな業務にプラスの効果が働くことは説明した通りです。つまり、職業選択の幅も広がるということです。空間認知能力単体では仕事になりにくいかもしれませんが、他の能力と組み合わせることで、業務能力の相乗効果があります。
たとえば、プログラマーなどは、空間認知能力が重要な職業の代表例です。対象とするシステムによっては処理が文字ベースだったり平面的な動きしかなかったりする場合もありますが、流行りのロボットプログラミングや3Dのゲームプログラミングでは特に空間認知能力が欠かせません。
三次元を扱わないプログラミングでも、平面の空間認知ができることでコードがきれいになったり、空間認知能力と関連する思考力や問題解決力によってスキルが上がることはあるでしょう。
収入アップにつながる
空間認知能力を活かして仕事をすることで、スキルアップ、収入アップにつながります。上でプログラマーの例を挙げましたが、プログラマーはスキルによって収入が上がりやすい職種です。デザイナーなども同様に空間認知能力を活かせる職種で、スキルに応じて収入アップしやすいです。
空間認知能力を高めることで職業選択の幅が広がり、さらに収入アップにもつながるので、メリットとしてはかなり大きいです。子供の頃から積極的に高めておきたい能力と言えるでしょう。
空間認知能力を高めるならプログラミングがおすすめ
空間認知能力を高める方法はいろいろあります。たとえば、外でのボール遊び、ブロック、お絵かき、折り紙、パズルなどが挙げられます。アウトドアでもインドアでも空間認知能力を高めることができます。
アウトドアの方が大きな空間を認知する能力が高まりやすいですが、インドアの小さな空間はより細かい認知能力につながるというメリットがあります。どちらを積極的に身に付けても能力としては関連しますが、今の時代はインドアの細かい空間認知能力を高めた方が仕事などには結びつきやすいです。
選択肢は複数ありますが、どうせなら仕事に直接的に結びついたり、思考力や問題解決力など他の能力も身に付いたりする方法がおすすめです。具体的には、プログラミングが挙げられます。
プログラミングの中でもロボットプログラミングやゲームプログラミングを通じて、楽しみながら空間認知能力を高めていくと良いです。将来的にプログラマーはもちろん、その他の職種にも役立ちます。
子供のプログラミング学習にはプログラミングスクールがおすすめ
プログラミングを通して空間認知能力が身に付くということでしたが、適切な方法で学習するのは難しいかもしれません。親にプログラミングスキルがあれば教えやすいですが、時間や労力的な問題もあるかもしれません。
そこで、子供向けプログラミングスクールで楽しくプログラミング学習をするのがおすすめです。楽しみながら能力が身に付き、さらにプログラミングスキルそのものが将来的な仕事に役立ちます。
プログラマーだけでなく、他の職種でもプログラミングができることで業務効率化や生産性向上に役立つからです。子供の将来をより良くするための習い事として、プログラミングスクールはおすすめです。
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