子どもとの接し方の正解とは?良い接し方と悪い接し方

子どもとの接し方がわからないという声を見聞きする機会は多いです。それだけ多くの人が同じ悩みを持っているということでしょう。では、どのように接するのが良くて、どのように接するのが悪いのでしょうか。

子どもとの接し方に絶対的な正解はない

子どもとの良い接し方、悪い接し方については後述しますが、大前提として子どもとの接し方に絶対的な正解はないでしょう。子どもだけでなく、人との接し方に絶対的な正解はないと言えます。

仮に絶対的な正解があるとしたら、万人が他人や子どもと同じように接するべきということになります。それでは人間の個性は生まれず、面白味もありません。人にはそれぞれ個性というものがあり、個性は他人や子どもとの接し方にも現れます。つまり子どもとの接し方も十人十色で正解はないということです。

子どもの性格も考慮する必要がある

他人と接する際、多くの人は相手の性格も考慮して接しているはずです。相手によって態度を変えるという意味ではなく、たとえば「この人にこの言葉を言ったら傷つくだろう」「この人はこういう声掛けを嬉しく思うかもしれない」「この部下は指示を細かくしすぎるよりはある程度裁量を与えた方が力を発揮するだろう」といったことです。

このように多くの人は相手の性格を加味しつつ人間関係を円滑にしているでしょう。普段相手の性格などをまったく考えずに接している場合は、子どもとの接し方だけでなく他人との接し方全般を見直した方が良いと考えられます。

他人との接し方にある程度問題がないという前提であれば、同様に子どもの性格も加味する必要があるということです。

子どもへの良い接し方

子どもへの接し方に絶対的な正解がないことや子どもの性格も考慮すべきという前提のうえで、一般的に良い子どもへの接し方を挙げていきます。

肯定する

基本的には、子どもの話を聞いて肯定してあげることが重要です。子どもの話が的を射ないこともあるかもしれませんが、遮らずに聞いてあげましょう。明らかに間違っている場合などは訂正してあげることも必要かもしれませんが、細かな間違いを正すことよりも肯定してあげて自己肯定感を高めてあげることの方が長期的に見ればメリットが大きいはずです。

ほかの子どもと比較しない

自分の子どもが複数人いる場合は兄弟姉妹で比較せず、兄弟姉妹がいなくてもよその子どもと比較するのは基本的にNGです。比較してマイナス面を指摘すると子どもがネガティブな気持ちになってしまうのは当然ですが、良いことであっても比較するのはあまり好ましくありません。

なぜなら、他人と比較して褒められた子どもは、「他人よりも優れていなければならない」「失敗してはいけない」といった気持ちになる場合が多いからです。こういった感情を持った子どもは新たなチャレンジをしにくくなり、失敗しないようできることばかりやってしまう傾向があるでしょう。

子どもの新たなチャレンジを促すためには、他人と比較するのではなく頑張ったことそのものを褒めてあげることが重要です。

結果ではなく過程を褒める

他人と比較しないことと同様に、結果を褒めてしまうと子どもは積極的なチャレンジができなくなります。成功できることしかやらなくなるためです。一方で過程を褒められた子どもは失敗を恐れずに新たなチャレンジをする傾向があります。なぜなら、仮に失敗しても頑張ったことに意味があると考えるようになるからです。

子どもに選択肢を与える

子どもだけでなく、大人でも他人に強制されたことはモチベーションが上がりにくいでしょう。そのため、なるべく子どもに選択肢を与えることが重要です。子どもが自発的に動いている場合は、選択肢も与えずにフリーにしてあげた方が良い場合もあるでしょう。

またどうしてもやらなければならないこともあるかもしれません。そういった場合も、選択肢を与えた方が良いです。たとえば勉強をさせたい場合は、どっちの科目からやるか?といった形で選択肢を与えれば子どもは一応自発的に選んだことになります。

もちろんうまくいかない場合や例外もありますが、意識的に選択肢を与えていくことで子どものモチベーションが上がりやすく、また子どもとの関係性も良好になっていく可能性は高まるでしょう。

失敗の機会を奪わない

子どもに成功してほしいと考えるのは親なら当然かもしれません。成功してほしいあまり、失敗する機会を奪ってしまう親もいるでしょう。しかし、失敗も子どもにとっては重要な経験です。失敗して大きなダメージを受けるような失敗は回避させてあげた方が良いですが、そうでない場合は失敗の可能性があってもチャレンジさせてあげるのが良いでしょう。

子どもは失敗をすることでショックを受けるかもしれませんが、その際は励ましてあげると良いです。失敗が成功につながるだけでなく、失敗すること自体にも慣れるため、失敗を恐れずにチャレンジする精神ができていきます。

ありのままを褒める

結果よりも過程を褒めるとご説明しましたが、常に褒める過程が存在するとは限りません。そんなときは、ありのままを褒めることが重要です。ありのままを褒めることで、子どもは今の自分で良いのだと思えるでしょう。

逆に言えば、ありのままでない状況を褒められると子どもは変わらないといけないと感じてしまいます。成長のためには時に変化していくことも重要なのですが、常に変化を求められてしまうと子どもはパンクしてしまい、精神的に追い込まれる可能性が高いと考えられます。

変化や成長を期待するときには過程を褒め、単に自己肯定感を高めてあげたいときにはありのままを褒めてあげるというイメージです。

子どもへの悪い接し方

子どもへの悪い接し方は、良い接し方の逆です。つまり以下のようなものが挙げられます。

・子どもを否定する

・結果ばかりを褒める

・他人と比較する

・子どもに選ばせずに決めつける

・失敗させないように機会を奪う

・子どもの話を聞かずに遮る

上記のような対応は、子どもへの悪い接し方と言えるでしょう。もちろん時には上記のようなことをやってしまったり、やらざるを得ない場合もあるかもしれません。そのため親も完璧である必要はないのですが、なるべく良い接し方、悪い接し方を意識しておくと癖づいて親の対応も変わってくるでしょう。

ノウハウに頼りすぎないことも重要

子どもへの良い接し方、悪い接し方があるのは事実でしょう。これらのノウハウは把握し、普段から習慣づけておくのがおすすめです。しかし、これらのノウハウに縛られすぎても子どもとの関係は良くならない可能性があります。

なぜなら子どもにも親自身にもそれぞれ個性があり、個性をあまりにも無視して画一的な対応をしているとどうしても違和感が生じるからです。子どもと親の個性についても配慮しつつ、ノウハウから学んだことを実践していくことで子どもと良い形で接することができるでしょう。

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