外国滞在シリーズ(北欧編)

スタッフの生田です。

気持ちよい季節がやってきました。今日(5月20日)は汗ばむ陽気ですね。北海道は真夏日だとか。。

さて、外国滞在シリーズの北欧(スウェーデン及びフィンランド)編です。

これも、自身の記憶が基になっておりますので。事実と異なる場合がございます。その場合も意図してのことではございませんので、何卒ご理解ご容赦のほど、お願い致します。

1990年代に入り、数年過ぎたころ、当時、僕は商社において、北欧に本社のある世界的なメーカー製品の国内での販売を担当、周囲の支援はもとより、幸運も手伝い、大きな商談かつ当該製品の世界初の受注に成功しました。受注先(お客様)の要望による製造現場(北欧)視察必要となり、初受注のご褒美も兼ねて、僕が同行することになりました。

日程はご褒美も兼ねていますので、北欧のベストシーズンであるこの時期に土日を3回含む約3週間と余裕のある日程でした。最初の1週間はお客様の同行(通訳)、次の週は取引先中堅幹部との打ち合わせ、最後は世界各国代理店担当者との営業会議及び親睦といった予定でした。

金曜日に成田を発ち、スカンジナビア航空でストックホルムに向かいました。(確か夜出て朝着いたと思います)

ベストシーズンは、スウェーデンの皆さんにとっても、気持ち良いシーズンであり、着いた初日は土曜日ということもあり多くの人がヨットで海に繰り出していました。バイキングの伝統からか、とてもみなさん、さまになっていた記憶があります。朝食もコンチネンタルではなくアメリカンビュッフェスタイルで更に焼きたてパンが豊富に並び美味しかったこともあり、うきうきした気分でスタートできました。その翌日にはお客様が着くので公園散歩したあと、打ち合わせの準備をしました。

2日目 お客様(大手電気メーカーの関連会社、製造担当)ストックホルム着。ホテルロビーにて出迎えし、夕食をご一緒し市内のバーへ。

3日目(月)から7日目(金)工場内視察、製造、品質管理部署との打ち合わせ(品質管理手法及び製造部材(日本及び日本から再輸出先にて規制品は含まれていないか確認等)、お客様の製造予定計画(取引先にとっては製造計画のため必要))途中、1泊はお客様の休日を兼ねて、フェリーでフィンランドへ。その当時(今でもかもしれませんが)、スウェーデンの皆さんはアルコール類がとってもお好きで、しかし(高福祉高負担のお国柄もあり)税金は高く、嗜好品でもあるアルコール類は更に高かったはずです。きっとそんなままでは、違法な粗悪酒出回ってしまうのでしょうね(これは私見です)。フェリーでフィンランドへ行くとduty free になるんですね。乗って直ぐに多くの人は飲み始め、あっという間にほっぺた赤い集団ができあがり、日本(東洋)人が珍しかったようで、更に親日的(確かロシアに勝ったこと、優れた工業製品を作っていることなどを聞いたような)で、多くの人から乾杯迫られました。北欧の人は、全て親日的かというと、さにあらず、フィンランド到着(離島ですが名前は失念してしまいました)すると、よっぱらいの集団から大声をかけられ、フィンランド語だった(同行した取引先のスタッフによる)のでわからず、更にそのスウェーデン人によると、「訳したくない」ということだったので、かなり侮辱的な言葉だったのでしょう。わからないことも時には良いことありますね。さて、下船(帰り、ストックホルム)時には、キャリーバッグに沢山のアルコール品。宴会とアルコール調達の旅という位置づけなのでしょうね。赤ら顔し、朗らかなスウェーデンの皆様の表情はいまでも目に浮かびます。

そして、お客様帰国。安堵感からか体調崩し、日曜午前中は寝ていました。午後体調戻り、市内散策。陽光まぶしく日焼け注意。
体調戻り安心したのも束の間、それからがとっても大変なことに。。。勿論その時には気がつくはずもなく。
翌週からは、取引先中堅幹部との連日打ち合わせ。日本担当者は前週対応してくれたので、この週は放置。会議室で待っていると迎えに付いていき、会議が続き、昼食と夜は取引先と食事という感じでした。
元気になったかなと思ったのですが、さにあらず。。
理由は二つ。
1.不眠
何せ、明け方3時位から明るくなり、23時位まで明るく、それからも薄暗い程度で夜という気がしないのです。
2.食事
スウェーデンの名物料理に「サーモンステーキにクリームソースかけたもの」があり、最初は勿論美味しく頂きましたが、それが、
月曜日 昼食から金曜日夕食まで(確か途中2回程度は一人で食事したのですが)、ホテルの朝食を除き、ずっとなのです。
毎回、相手が変わるので当然悪気はないのですが、そして毎回「お口に召した?」と聞くのです。

そして、確か木曜あたりに、とうとうしゃべることができなくなってしまったのです。(場面緘黙ですね。)
相手が気遣うほどに、「あー、うー」としか。。食事も相手がいると一切喉を通らなくなり、いかんせん当時緘黙などというものは知らず、相手も困るばかり。毎回異なる相手もただただ戸惑うばかり。。大変でした。

三週目、陽気はからっとして気持ち良いものの、反面乾燥していて、無理に話そうとしたこともあってか、喉を痛め、再び熱を出す始末。以降帰国まで熱ぽい状態が続きます。
三週目は米国、欧州各国、そしてイスラエル(確か)から集まった担当者との営業会議が始まりました。
日程そのものは、スウェーデン国内の工場訪問など、とてもゆったりしたもの(家族を連れての参加もOK)でしたが、引き続き緘黙状態変わらず。
悲惨そのものでした。国内旅行では、航空機が飛行航路を外れ、飛行方向に向かって右側に座っておりましたが、反対側の窓から地面(正確には森林)が見えたりするアクシデント(一緒にいた米国人などは「おー」とむしろ喜んでいましたが、機内放送を聞いていたスウェーデン人は無言だったので)などとはいえないものだったのかもしれません。
そして、帰国前夜は同行の家族も交えた盛大なパーティが開かれました。その前に、北欧といえばそう!サウナですね。
グループで使える個室と共用のプール(飛び込める)があり、ビールも提供されます。
僕の具合はというと、益々悪くなるばかりだったのですが、スウェーデン人始め周囲は「サウナ入ってビール飲んで、プールに飛び込む!これを繰り返せば、直ぐに治るさ!」と無責任なことば。若かったせいもあり、それを実行、治ったと錯覚し、パーティへ。そこで、米国人から、熱さましの薬を貰い服用。。。この辺から成田着まで、記憶がとんでるのです。
よく帰ってきたなと今でも思います。。

これで、北欧編は終わりです。
しばらく、鮭は食べなかったことは言うまでもありません。
ただ、しばらく、経ってからスウェーデン大使館主催のパーティにも招かれ、スモーガスボード形式でとっても美味しい料理がたくさん。
北欧料理大好きですよ。具合悪く観光できなかったことが今でも残念ですが、北欧土産は今でも大切にしています。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

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