プログラミング検定とは?小学生向けの試験や勉強方法を紹介

2020年に小学校でプログラミング教育が必修化されました。今後ますますプログラミングスキルやそれに伴う論理的な思考力が重要な時代になるため、子供のうちから必要なスキルを身に付けていこうという考えが根底にあります。

しかし、具体的にどのようなスキル、どのくらいのスキルレベルに到達すれば良いのか、という疑問が出てくるはずです。

そこでひとつの指標になるのがプログラミング検定です。「子供が検定って早くない?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、小学生向けのプログラミング検定もあり、学習の目安として有効に活用できます。

この記事では、プログラミング検定の内容などについて解説していきます。

プログラミング検定とは

プログラミング検定はプログラミングスキルを筆記や実技で問う検定試験です。ただしプログラミング検定という検定試験があるわけではなく、プログラミングスキルに関する検定試験全般をプログラミング検定と呼んでいます。

そのためプログラミング検定によって主催や難易度が異なり、受験者の年齢やスキルレベルによって受験すべきプログラミング検定が変わってきます。具体的にどのようなプログラミング検定があるのかや、プログラミング検定を受けることでどのようなメリットがあるのか解説します。

またレベルが複数段階に分かれているプログラミング検定が多いため、下位のレベルが小学生向けになっていることが多いです。

小学生向けプログラミング検定

小学生向け、もしくは一般的な小学生でもプログラミング学習をすることで取得可能なプログラミング検定を紹介します。

プログラミング能力検定

プログラミング能力検定は、プログラミング能力検定協会が運営するプログラミング検定資格です。プログラミング能力検定協会は株式会社サイバーエージェントと株式会社スプリックスの出資で2020年2月に設立されました。そのため、プログラミング能力検定も新しい資格です。プログラミング能力検定が始まったのは2020年6月です。

プログラミング能力検定は特に対象年齢を明確には定めていませんが、サイバーエージェントのホームページには小学生、中学生、高校生を対象にしていると記載されています。プログラミング能力検定には以下の6段階がありますが、特にレベル1~4はビジュアルプログラミングなので一般的な小学生でも学習すれば十分対応できる内容です。

【プログラミング能力検定のレベルや出題範囲】

レベルプログラミング方法出題範囲
1ビジュアルプログラミング順次処理、条件分岐、繰り返し、並列処理、角度
2ビジュアルプログラミング不等号、座標、乱数
3ビジュアルプログラミング論理演算子、変数
4ビジュアルプログラミング関数、リスト
5テキストプログラミングデータ型、文字列処理、関数、リスト
6テキストプログラミングWebAPI、探索

レベル3あたりまでは概念自体が簡単なものが中心で、プログラミングの基礎的な内容です。またプログラミング方法もビジュアルプログラミングなので、コードを書く必要はありません。

ビジュアルプログラミングの言語で特に有名なのはScratchです。Scratch以外にもビジュアルプログラミング言語はありますが、概ね同じような使い方です。プログラミング能力検定ではScratchベースのオリジナル言語が使われますが、スキルとしてはScratchと共通します。

処理や条件が記載されたブロックをドラッグアンドドロップするだけでプログラミングできるので、ビジュアルプログラミングは感覚的な操作で簡単です。ただし、ビジュアルプログラミングのスキルは十分テキストプログラミングにも活かせます。

プログラミングにおいて重要なのはコードを覚えることや書くことではなく、処理の設計を組み立てることだからです。ビジュアルプログラミングで処理の流れを考えるいわゆるアルゴリズムというものに慣れておけば、後はコードに慣れるだけでテキストプログラミングができるようになります。

ただしビジュアルプログラミングは簡単なブロックが用意されている言語なので、複雑なアルゴリズムも不要です。本格的なプログラミングを行う場合、やはりテキストプログラミングのスキルは必須でしょう。

小学生がプログラミングスキルの基礎を身に付けるのには、プログラミング能力検定は合っています。

ジュニア・プログラミング検定

ジュニア・プログラミング検定は、株式会社サーティファイが主催する、子供向けのプログラミング検定です。主な対象は小学生です。プログラミング能力検定ではScratchから派生したオリジナルの言語を使っていますが、ジュニア・プログラミング検定ではScratchを使用しています。そのため、普段からScratchを使用している子供にとってはより対応しやすい検定試験でしょう。

ジュニア・プログラミング検定はプログラミングの知識を問う内容ではなく、Scratchを使用してゲームなどの作品を完成させる実践的な内容です。レベルはGold(1級)、Silver(2級)、Bronze(3級)、Entry(4級)の4級種に分かれていますが、いずれも子供向けの試験なので難易度は低めに設定されています。

試験勉強も楽しみながらプログラミングスキルが身に付くようになっているので、たとえばScratchでゲームを作るのが好きな小学生などには合っているプログラミング検定です。

日商プログラミング検定

日商プログラミング検定は小学生だけを対象にした試験ではなく、子供から社会人まで幅広い人を対象にしています。ENTRY、BASIC、STANDARD、EXPERTの4つのレベルが設定されています。

上記のうち、ENTRYはScratchを使用するので小学生でも対応できる内容です。BASICはアルゴリズムを問う内容で、STANDARDとEXPERTはテキストプログラミングです。上で紹介した2つのプログラミング検定に比べると子供向けに特化したものではありませんが、たとえばENTRYからステップアップしていくことで本格的なプログラミングスキルが身に付きます。

小学生がプログラミング検定を受けるメリット

小学生がプログラミング検定を受けることで、プログラミングスキルだけでなく論理的思考力が身に付きます。たとえば処理を順序立てて考える習慣ができるので、プログラミング以外の生活や仕事にも役立つでしょう。

プログラミング検定に合格するとIT業界における市場価値が上がるかというと、そこまでの効果は期待できません。あくまでも子供がスキルや思考力を身に付けるためのものです。また身に付いた思考力は大学受験などにも役立つとされています。

小学生がプログラミング検定に合格できる能力を身に付けるには

小学生がプログラミング検定に合格するために、親がサポートすることも可能です。すでにプログラミングスキルのある方はもちろん、そうでなくても小学生を対象としたレベルであれば少し勉強することで対応できるでしょう。

しかし、忙しくて時間がない方も多いはずです。そこでおすすめの方法は、子供向けのプログラミングスクールの利用です。子供向けプログラミングスクールでは、プログラミング能力検定を含むプログラミングスキルが身に付きます。

Scratchのような簡単な言語からはじめて、本格的なテキストプログラミングに移行していきます。小学生が楽しみながら今後役立つスキル、思考力を身に付けられます。今後はよりプログラミングスキルやプログラミング的な思考が重要な時代になっていくと考えられるので、子供の将来を考えてもプログラミングスクールはおすすめの習い事です。

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