子どものプログラミングは何から始めるべき?学習の流れを分かりやすく解説

プログラミングを子どもに学ばせる際は、学習しやすい環境作りが大切です。

しかし、何から始めるのか分からない人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、子どものプログラミング学習は何から始めるべきか、学びやすい言語などを解説します。

プログラミングは何から始めるべき?

プログラミングは、何のために学習するのか明確にすることが大切です。

ここでは、プログラミングを子どもに学ばせる際に、何から始めるべきかについて解説します。

なぜプログラミングを始めるのか理由を考える

子どもがプログラミングに対して興味を持っていないと、学習内容を理解できずに挫折する可能性が高いです。

まずは、なぜプログラミングを学習するのか子どもと話し合い、理由を明確にしましょう。

「アプリを作りたい」「ホームページを作りたい」「学校の授業で良い成績を取りたい」など、目的がはっきりしていると学習意欲を維持できて、楽しみながらプログラミングを学べます。

プログラミング用のパソコンを購入する

プログラミング用のパソコンはハイスペックである必要はありませんが、以下のスペック以上が求められます。

・CPU:Core i5

・メモリ:8GB

・ストレージ:SSD256GB

CPUは、PC全体の演算処理をするパーツです。IntelのCore iシリーズには、Core i3~Core i9まであり、数字が大きくなるほど性能も高くなります。Core i5であれば、プログラミングだけでなく、動画鑑賞やエクセル・ワードなど家庭で使用するには十分な性能です。

メモリ容量が大きいと、同時に作業できる量が増えます。8GB以上であれば、プログラミング学習をしながら動画を参考にするなど、複数の作業を同時にスムーズにこなせるでしょう。

ストレージは、写真や動画などを保存するパーツです。基本的にプログラミングは、ストレージが少なくても問題ありません、ただし、ゲーム制作をする場合は、データ容量が膨らむ可能性があるため、ストレージ容量もが大きい方がいいでしょう。

パソコンに開発環境を構築する

パソコンを購入したら、開発する環境を整える必要があります。

プログラミングをするには、以下のソフトが必要です。

・テキストエディタ

・コンパイラ

・デバッガ

これらは別々に導入することも可能ですが、IDE(総合開発環境)と呼ばれる、プログラミングに必要なソフトが一体になっているものがおすすめです。

IDEにはさまざまな種類があり、初心者向けで操作が分かりやすいものを選ぶといいでしょう。

プログラミング学習を開始する

開発環境を構築したら、いよいよプログラミング学習を開始します。

プログラミングの技術は、一朝一夕では身に付きません。長く続けられるように、無理のない計画を立てることを意識してください。

まずは、簡単なプログラミングでもいいので、一つの作品を完成させましょう。作品が完成すると達成感があり、成功体験を積み重ねれば学習が楽しくなります。

参考書などに載っている問題を繰り返し回答して、理解を深める学習法もおすすめです。

何から始めるか分からない人向けのプログラミング学習の流れ

プログラミングは、何を作るのか決めてから、学習する言語を選定します。

ここでは、プログラミングを何から始めるか分からない人向けに、学習の流れを解説します。

プログラミングで何を作るのか決める

プログラミングの活用の幅は広く、さまざまなものを作れます。主な活用事例は次の通りです。

・Webサイト制作

・アプリ開発

・ゲーム制作

・システム開発

・AI開発

・ロボット開発

このように、プログラミングは日常生活に活用されています。

発想が豊かな人はプログラミングで自分のアイデアを形にでき、ゲームが好きな人は自分で作成することができます。

プログラミングで何を作るかは自由ですが、自分が好きな分野のプログラミングを学習するのがおすすめです。

学習するプログラミング言語を決める

プログラミング言語には多くの種類があり、それぞれ得意・不得意な分野があります。

作りたいものに適した言語を選ぶことが大切です。それぞれの言語が得意な分野は以下の通りです。

・Webサイト制作:HTML、Ruby、PHP、JavaScript

・スマホアプリ開発:Java、Swift

・ゲーム開発:C#、Python

・組み込み系:C、Java、Python

プログラミング言語は200種類以上あるため、すべてを取得することは難しいです。子どもに学ばせるのであれば、汎用性が高い言語を学習すると就職に有利になるでしょう。

また、仕組みが似ている言語同士では、学習する言語を変更しても応用が利くこともあります。

プログラミング学習の方法を選ぶ

プログラミング学習の方法は、選択肢が豊富にあります。

お金を掛けたくないのであれば動画やWebサイトなどで、無料での学習も可能です。

また、初心者向けの参考書を購入して、独学で勉強する方法もあります。

初心者にも分かりやすく体系的に学ぶのであれば、プログラミングスクールがおすすめです。

経験豊富な講師からプログラミングを学べば、分かりやすい授業で無理なく続けられるでしょう。

プログラミングをどのように学ぶかは、その後の学習効率にも関わるため慎重に決めてください。

作品を作り上げる

プログラミングの醍醐味は、苦労して作品を作り上げたときの達成感です。なるべく早い段階で、一つの作品を作り上げるといいでしょう。

初心者が開発する定番作品には、次のようなものがあります。

・タイマー

・メモ帳

・Webサイト

何を作るか迷っているのであれば、上記の中から選ぶのもいいでしょう。

ただし、最終的に自分が作りたい作品とかけ離れたものだと、学習効率が悪くなる可能性があるため注意してください。

何から始めるか分からない人におすすめのプログラミング言語

初心者は、JavaやRubyなど学習しやすい言語がおすすめです。

ここでは、何から始めるか分からない人におすすめのプログラミング言語を紹介します。

Java

Javaは汎用性が高く、多くの人が学習している言語です。

Android向けアプリや企業の業務システム・家電への組み込みなど、幅広い分野で採用されています。

さまざまな分野で需要が高いため、子どもの将来性を広げたい人におすすめです。

Ruby

Rubyはコードがシンプルで、初心者でも理解しやすい言語です。

日本で開発された言語なので、Web上に参考情報が豊富で、学習を進めやすいのも嬉しいポイントです。

Web開発に活用されることが多いですが、Webアプリやスマホアプリの開発など、幅広い分野で使われています。

HTML/CSS

HTMLとCSSは、Web開発に使われている言語です。

テキストエディタにタグを入力して、ブラウザで閲覧すればすぐにプログラミングの結果を確認できます。

簡単なWebページであれば、学習初日でも完成させられるため、プログラミングで達成感を得たい人におすすめです。

Python

Pythonは、簡潔なコードでプログラミングできると人気が上昇している言語です。

YouTubeやInstagram・DropBoxなど、有名なWebアプリの開発に活用されています。

また、AIやゲーム開発など多くの分野で使えるため、今後より需要が高まると予想されます。

プログラミングは子どもでも独学できる?

プログラミングは独学でも学習できる環境は整っていますが、挫折する人は多いです。

特に子どもは学習が苦通に感じると、興味を無くしてしまいます。

そのため、独学ではなく、プログラミングスクールに通わせて、モチベーションを維持させるのがおすすめです。

プログラミングスクールに通えば、疑問点はすぐに解決できて、スムーズに学習を進められるでしょう。

また、仲間と一緒に学ぶことにより、「負けないようにもっと勉強しよう」と感じるはずです。

独学には独学の良さがありますが、子どもに学ばせるのであれば、学習を続けやすい環境を第一に考えてください。

まとめ

プログラミングを何から始めるか分からない人は、まず何のために学習するのか考えましょう。

プログラミングで何を作りたいか明確になっていれば、言語の選択や作品作りがスムーズに進みます。

プログラミング言語は初心者には適さないものもありますが、JavaやRubyなどはシンプルで学習しやすい言語です。

子どもに適した学習方法を選択して、プログラミングを楽しめる環境を作ってください。

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