ネットリテラシーとは?情報の受信にも発信にも必須の考え方

今の時代生活にインターネットは必須です。何かの情報収集や判断をする際に、インターネットを活用している人は多いでしょう。ネットショッピングなどはもちろん、転職など人生への影響が大きいこともインターネット経由で情報収集から実行までしている人は多いはずです。

またSNSが趣味になっていて、フォローしている人の投稿を確認したり、自分自身も投稿している人もいるはずです。このようにインターネットは現代人にとって必須のツールですが、周知のとおりリスクと隣り合わせでもあります。そこで必要になるのがネットリテラシーです。

ネットリテラシーとは

ネットリテラシーとは、インターネット上での受発信において、情報を適切に処理することです。インターネット上には情報があふれていて、また誰でも自由に情報を発信できます。こういった状況だからこそ、情報を適切に処理するネットリテラシーが必須です。

ネットリテラシーがないとどうなる?

ネットリテラシーについて理解するためには、ネットリテラシーがないとどうなるのかを把握するのが良いです。ネットリテラシーがないことによるデメリットを避ければ、ネットリテラシーがあるということになるからです。

またネットリテラシーは基本的に難しいものではありません。一部専門的な知識が必要な面もありますが、インターネットを一般的な範囲で使用するのであれば、一定の知識と考え方が身についていれば問題ないでしょう。

だからこそ、ネットリテラシーがないことによるトラブルを知り、それを避けるようにインターネットと付き合っていけば十分ネットリテラシーがあるということになります。それではネットリテラシーがないことによるデメリットをご紹介します。

騙される可能性がある

インターネット上には、受け手を騙す目的で発信された情報も多々存在します。騙して金銭を奪うようなものが多く、特に金銭トラブルは避けるべきでしょう。しかしこれだけではなく、たとえば誤った情報がインターネット上に蔓延している場合もあります。いわゆる根も葉もない噂などが該当します。

芸能人に関する嘘の情報やフェイクニュースを信じることで大きなデメリットは生じない場合も多いのですが、間接的にはデメリットになるかもしれません。多くの誤った情報を信じた結果判断を誤ってしまったり、落ち込んでしまったりといったことが考えられます。

情報の発信者に悪意があってもなくても、誤った情報を信じてしまうことはデメリットにつながります。

個人情報を漏洩してしまう可能性がある

ネットリテラシーが低いことで、個人情報を漏洩してしまうリスクがあります。たとえば、金融機関や通販サイトを装って個人情報を盗もうとしている個人や組織も存在します。方法は、偽のWebサイトを設置したり、メールを送り付けたりといったものです。

ネットリテラシーが低いとこれらに騙されて個人情報を入力し、盗まれてしまう可能性があるでしょう。個人情報を盗まれると、そこから金銭を奪われることにつながります。

訴訟を起こされる可能性がある

ネットリテラシーが低いと、情報の発信側としてもトラブルを起こしてしまう可能性があります。誤って個人情報を流出させてしまったり他人を傷つけてしまう可能性があることはもちろん、さらに発展して訴訟を起こされる可能性もあるでしょう。

最近はSNSなどでトラブルになり、実際に訴訟を起こされている事例もあります。SNSで他人を攻撃する発言をした結果訴訟を起こされるといったものですが、訴訟を起こされることまでは考えずに情報発信している可能性が高いでしょう。つまりネットリテラシーが足りていないということです。

ネットリテラシーを高めるには

ネットリテラシーを高めるためには、まずは上記のようなトラブルがあることを把握し、避けることが重要です。より本格的にネットリテラシーを高めるには、法律などを理解する必要があります。たとえば、著作権や肖像権、最近だと薬事法についてはネットリテラシーが厳しくなっています。

これらについて本格的に学んだ方がネットリテラシーはより高まりますが、上記はあくまでも特殊な情報の発信者やサイトを運営して収益化している人などに求められるネットリテラシーです。

一般的にインターネットを活用するだけであれば、法律よりも事例を知って避けるように行動した方が目的に対して効率的でしょう。上でご紹介したような事例以外にもより具体的なものが検索すれば出てくるので、ネットリテラシーを高めたい方はいろいろな事例を把握して避けるようにインターネットをご活用ください。

SNSでの情報受発信の注意点

インターネット活用時のネットリテラシーについては上で挙げた通りです。基本的なトラブル内容を把握しておいて、それを避けるようにインターネットを利用すれば大きなトラブルに巻き込まれる可能性は低いでしょう。

しかし、最近はある程度のネットリテラシーを持つ人であってもトラブルに巻き込まれるケースがあります。それはSNSが普及していて、SNS経由で攻撃を仕掛ける人がいるためです。他人の誹謗中傷や個人情報の流出などは基本中の基本なので多くの人が避けているはずですが、これらに気をつけていても思わぬ形でトラブルに至るケースがあるのです。その内容について解説します。

SNSに投稿した内容から子どもが標的にされる

SNSに子どもの写真や情報を投稿している人もいます。限定公開にしていない場合は不特定多数の人が閲覧できるため、悪用する目的で情報を収集している人が存在するかもしれません。子どもの写真や投稿内容から子どもの生活範囲や好みを特定し、接触してくる可能性もあるでしょう。子ども自身がSNSに個人を特定できる情報を投稿している場合のみでなく、親が子どもの情報を投稿したことで事件に発展するような事例もあるということです。

風景や瞳に映った景色から居場所を特定される

日頃から自身の写真などをSNSに投稿している場合、居場所を特定される可能性が高いでしょう。ここまでは一般的に知られているため、背景には気を付けている人が多いかもしれません。

しかし、背景だけでなく、瞳に映った景色から居場所が特定される事例もあります。この事例もある程度有名なので、すでに瞳に映るものに気を付けて写真を投稿している人も多いかもしれません。ただ瞳だけでなく他のものに映り込む可能性もあるため、完全に安全に写真を不特定多数に送ることは困難でしょう。

自身の写真などをSNSに投稿するのであれば、犯罪のターゲットになってしまうリスクもあることを頭の片隅に置いておくべきです。

指の写真から指紋を盗まれる

ピースで写真を撮ると映った指紋が盗まれるという話も有名です。実際に指紋を盗まれて悪用された事例は複数あります。おおよそ3メートル以内の距離で指紋が写真に写っていると、指紋を読み取って悪用される可能性があります。

そのため3メートル以内で指紋を見せない方が良いのはもちろん、指紋認証での決済システムの利用などは注意が必要です。

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